FM横浜藤田くんの街レポート 根岸エリア前編|ホームガイド

注目のトピック : FM横浜でおなじみ街角レポーター藤田くんが、横浜・川崎・湘南の街をレポート!


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残暑厳しくも根岸に立つ!!!
   
 

9月に入りましたね〜! と言ってもまだまだ夏の暑さが残り、気温も高い日が続いていますね!

8月が終わり学校もスタート! 宿題はバッチリ済ませましたか!? 夏バテは大丈夫ですか!? これからは残暑の厳しさが続くと思いますが負けずに元気に参りましょう〜〜!!さて今月は磯子区根岸の街をピックアップ!!
根岸湾…海に面した街なんですが、その歴史の移り変わりはスゴいんです! それでは海側と山側で表情の違う根岸の街から、いざ!レッツゴー!!

 
 

ホームからタンクを眺めて…
 

根岸駅はJR根岸線の駅です。ホームは島式になっていて、時間帯によってはJR横浜線も停まる駅になっています。ここの特徴は、なんと言っても貨物列車の線路がホームの横(海側に)ズラリ〜っと敷かれていること! そう! 根岸駅は貨物列車の駅でもあるんです! そしてホームから見えるのは大量のタンク車!!! これが見応えがあるんですよ!!! でもなんでこんなにタンク車が多いのか!? 貨物のラインだから!?

…実は海側の埋め立て地の方が工業地帯になっているんですが、そこに! 日本最大規模の製油所でもある「新日本石油精製根岸製油所」があるからなんです〜! つまりその製油所で精製された石油製品(ガソリンとか軽油とか重油ですね)を輸送する為に、タンク車が大量に停車しているんです。新日本石油精製根岸製油所への引き込み線もあって、ここから石油を積んで各地へ運ぶという訳なんですね〜! それにしてもタンク車がたくさん並んでいるのが圧巻でインパクトがありますね! 位置的には通常のホームの海(下り方面)側に並んでいるので、電車待ちをしてても正面に見えるんです。時折ディーゼル機関車でしょうか? タンク車を牽引するその機関車のピーッという高音の警笛が聞こえてくるんですよ〜。夜もこれまたそのタンク車が眠ってる風景が良いんです〜。駅の名物風景ではないでしょうか!

 



駅前のロータリーからパシャリ!
駅前で知る根岸の歴史!?
 

根岸駅前には大きなロータリーがあり、周辺はマンションが集まっています! ちょうど線路を境にして海側が根岸の工業地帯であり、反対側(ロータリー側)が住宅や幹線道路となっています!そして駅の上(海側)には首都高速道路湾岸線の高架橋が架かっています! そんな根岸は冒頭でも少し触れましたが、歴史の移り変わりが大きい街なんです! 元々は根岸湾という本牧から富岡方面まで続く大きな湾で、古くから漁業が行われる町だったんですね。底引き網漁によりカレイやイカ、穴子などを獲り、また海苔の養殖の盛んな海でもあったんです!なんでも根岸湾はいくつもの小川が流れ込む湾で、潮の濃度が非常に海苔作りに適していたそうなんです。では何故、そんな海が現在のような工業地帯になったのか!? 実は戦後の埋め立てにより海苔養殖や潮干狩りは、無くなってしまったそうなんです。

もともとは堀割川の掘削によりできた残土を使って、河口を埋め波止場を作ったのが始まりと言われています。それが明治の頃で、その後埋め立てが進み、海苔の養殖などができなくなってしまったというわけなんです。
大正3年には海岸線を通る国道16号線ができ、その後第二次世界大戦が始まる頃には軍需工場用地拡大のため、埋め立てが急速に進んでいったんです。そして戦争が終わったら、今度は旧国鉄の根岸線建設計画が持ち上がり、埋め立ては更に進んでいったそうなんです。漁民の反対なども以前からあったんですが、横浜(根岸)の発展にという観点から反対運動も無くなっていき、最終的には根岸から杉田までの4.7平方キロメートルの埋め立て計画が昭和34年にスタートし、5年かけて完了したというわけなんです。



埋め立ての変化がよく分かる!?


子供たちが作ったマップ!お見事です!

実はその埋め立て地の変化…磯子の海岸線の変化を駅前で少し知ることができるんです。そう!石碑があるんです。明治15年(1882年)から昭和55年(1980年)までの海岸線の変化が石碑に刻まれている!

それを見るとかなり埋め立てをして海岸線が遠くなった事が分かります。もし、埋め立てがなかったら…もしかしたら根岸が今も漁師町であったかも…そんな別の歴史も思わず想像してしまう感じですね!

そしてもう一つ! 駅前に同じく歴史を知ることができるマップがあるんです!! それが「祖父たちが語る根岸マップ」! 横浜市立根岸中学校の昭和62年度の卒業生が卒業制作として作ったマップなんですよ〜!!

自分たちの祖父や近所のおじいさんやおばあさんに聞いたんでしょうね〜。そこには今と昔のモノが書き込まれています。今は無いけど昔はココにこーんな工場があったんだ〜とか…。手作りマップですが、これが良くできてて、それを参考に根岸の歴史散策をしても良いくらいなんですよ。どちらも駅前にあるので降りたときは是非チェックしてみて下さいませm(_ _)m

 



飛行場があった〜〜!?
えっ! 飛行場が根岸に!?
 

そう!! 昔はあったんです!! 現在の鳳町…埋め立て地エリアや横浜プールセンターがあるあたりにな、な、な、な、なんと!! 飛行場があったそうなんです! 名称は「根岸飛行場」!!昭和15年(1940年)、埋め立て地に大日本航空株式会社が日本初の飛行艇専用民間飛行場を作ったんです! なんとここから南洋諸島パラオ島への定期航空路が飛んでいたとわ!! つまりココが横浜初の国際空港だったわけなんですね〜!! その当時の飛行時間…サイパンまでが10時間!!さらにパラオまでだと7時間はかかったそうなんです…

今で考えると…ハワイへ行くよりも時間がかかりますね(汗)ちなみに料金はサイパンまで235円…

これはその当時の東京〜大阪間の7倍の運賃だったそうです!!! スゴい!!!!! まさにあこがれのパラオ・サイパン航路ですね…どんな人達が利用していたんだろう!? なお、その時には根岸の街には飛行艇の乗員や空港関係者が大勢下宿していたそうで、子供たちなどは南方の珍しい果物を食べる機会も多かったそうなんですよ〜!! 現在はプールセンター入り口の交差点に、その歴史案内板が残るのみで、ちょっと寂しいですね。でも、工場などがある埋め立て地側の町名は「鳳町」で、これは飛行場があった事から巨大な翼に因んで付けられたそうなんですよ!!



確かに「鳳町」だ!

 



ココが堀割川の海側です♪
掘り〜割り〜な川!?
 

駅を後にして「根岸飛行場跡」を越えて磯子駅方面に本牧通りを進むと、堀割川と八幡橋があります! ココはちょうど国道16号線ともぶつかるトコロで、磯子駅方面から来て堀割川に沿って左に進むと国道16号線で、その先が本牧通りになっています! 堀割川は比較的大きな川で、八幡橋が河口付近にあるので橋の上から根岸湾の海を少し眺めることができます! それにこの場所は海が近いので潮の香りを感じる事もできるんですよ! さらに!桟橋みたいなのところも少しあるので釣りをすることも可能。

ちなみにこの堀割川沿いには、その昔キリンビールの瓶製造をおこなうビン工場があったり、河口付近には昭和6年に設立し、当初は東洋一と言われた焼却炉を持つ、ゴミ処理場などもあったそうです!!

 

懐かしさにカンドー(ToT)
 

根岸駅から徒歩で10分ほどの下町には、懐かしい気持ちになる公園があるんです! それが「根岸なつかし公園」内の「旧柳下邸」です!!ココはワタクシが好きなスポットの1つでもあります!! 日本家屋と洋館が一帯となった住宅で、これは明治から大正期の有力商人だった柳下さんによって建てられたお宅なんです! 大正12年(1923年)の関東大震災では一部倒壊したものの殆どが無事で、時間を重ね現在まで受け継がれてきたんです! で、横浜市の方で平成8年にこの建物の寄付を受け敷地を取得し、できる限りの形で創建当時の姿を復元し一般公開したんですね!! そして平成14年には横浜市の指定有形文化財になったんです〜〜!



公園の入り口〜!!

和でありながら洋館も併設!!


これがお風呂!! 五右衛門風呂ですね!

そんな旧柳下邸、外観は殆どが「和」なんですが、ちょっと背の高い部分が洋館になっているんです!! だからよく見ると、日本家屋側などは和瓦なのにくっついている洋館はフランス瓦!! これが何とも言えずミスマッチ…でも良い意味でのミスマッチなんです!! そして室内の方はというと、これまたステキなんですよ!! 浴室やお風呂なども昔のデザインで復元! 畳の部屋がたくさんあって、廊下は細くちょっとした迷路のようでもあり、その中の雰囲気は田舎のお家を彷彿とさせてスゴく懐かしくなる感じと同時に、レトロな…大正ロマンを感じる室内でもあります♪

畳からは、い草の香りがするし、思わずごろ〜んと寝っ転がりたくなりますね!!

そして注目は…洋館部分の室内!! 中もそこだけ洋室なんですが…・おおっ!! よく見ると何故か床は畳!! 畳の上にジュータンが敷いてあるんです!! 面白いですね〜! 壁も天井も窓も洋風なのに何故か床は畳!?(笑)

そんなちょっと不思議な洋間もある旧柳下邸、ここでは毎日ではないんですが、お茶が楽しめる「なつかし茶房」もあります!日本茶とお茶うけのお菓子が付いて500円!!

畳に座ってお茶ができるんですよ〜!!これがスゴく落ち着けてグー!!



うちわで扇いで涼しい〜♪

部屋から部屋へ外からの風が抜けていくのも気持ちいいし、さながら田舎のおじいちゃん家に来た感じ(笑)

ちなみに今月は十五夜!ということで、9月13日(土)〜15日(祝)までお月見飾りがされるようです。そして「なつかし茶房」はその13日〜15日で営業するようですよ!



よく見て下さい! 畳にジュータンです!

 



やはり日本茶セットかな・・・

☆根岸なつかし公園 旧柳下邸

住所/横浜市磯子区下町10
電話/045-750-5022
開園時間/午前9時〜午後5時(公園)
開館時間/午前9時半〜午後4時半(旧柳下邸)
休園・休館日/毎月第二火曜日 入園・入館料/無料
ホームページ/http://members.ytv.home.ne.jp/yagishitatei/index.html 
アクセス/JR根岸駅から徒歩10分。本牧通りを越えて根岸小学校を右手に
      見つつ直進100メートルほど向かった右側です。

 


ということで、前半はこれにて終了!!

後半(9/17号)は根岸の高台へ向かいますよ!!

そう!高級住宅街エリアとなる場所へも向かいます!!オーッ!!!


 

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