FM横浜藤田くんの街レポート 溝ノ口駅後編|ホームガイド

注目のトピック : FM横浜でおなじみ街角レポーター藤田くんが、横浜・川崎・湘南の街をレポート!


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8月も半分まできましたね!! 仕事に遊びに、宿題に!?夏を満喫していますか?
 

ワタクシが関わっているラジオの世界も夏はイベントや特別番組などで忙しいんですよ!
でも、頑張りすぎて夏バテをしないように注意しないと・・・。
みなさんも体調管理にはくれぐれも気をつけて下さいませm(_ _)m
さて、前回に引き続き今回も「溝ノ口」ですが、今回は溝ノ口の歴史スポットを取り上げますよ!
それでは早速スタート!!



店前にこーんな立て札もあって、
宿場街を再現しています!
雨降らしへの道・・・ココに!?
 

東急田園都市線とほぼ並行に走る道、それが大山街道です!東京は江戸赤坂御門を起点として、神奈川県伊勢原市の大山にある「大山阿夫利神社」を経て、箱根・足柄峠そして甲府や沼津方面へと分かれてゆく道だったそうなんですが、江戸中期になって庶民のブームとなった「大山詣(もうで)」の利用で「大山道」や「大山街道」として有名になったそうなんですね。元々は東海道や甲州街道の間の江戸に向かう道(脇往還)だったもので「厚木街道」や「矢倉沢往還」と呼ばれていたそうです。ちなみに伊勢原市の大山にある「阿夫利神社」は雨降らしの御利益があるということで、そのころは雨乞いの祈願に訪れる方も多かったそうですよ。

 

もちろん大山詣以外にも江戸からあるいは江戸へ色々な物資が通り、旅人相手の旅籠や商家などが軒を並べ、宿駅ともなって賑わったそうなんです。ココ大山街道は色々な物資はもちろん文化や情報、人々が行き交った「道」ということなんですね♪

現在はマンションが増え、昔の街道筋の面影は少なくなってきていますが、それでも昔ながらの蔵があったり、歴史ある街道ということでお店の前に自身のお店の口上を記した「口上の立て札」などを設置しているトコロもあるんですよ!!

さらには、国木田独歩が大山街道の宿の主人を本に書いたり、棟方志功が大山街道に住んでいたことがあったり、芸術家岡本太郎がこの地で生まれたりと著名な方々にとってもゆかりの地でもあります!


シャモジな神社!?
 

さて、大山街道沿いにあるワタクシが好きな神社をご紹介〜!

 

それが溝口神社(みぞのくちじんじゃ)です! 村の総鎮守でもある溝口神社の参道には紅白ののぼりが立ち、街道よりも少し奥まったトコロに境内があっていつも雅楽の音色が流れ、厳かな雰囲気に包まれています。溝口神社の創立年代は定かではありませんが、1709年に僧が修行をしたという記録があるということで、歴史の長さの一端を知ることが出来ます!

元々は赤城大明神という名称だったそうですが、現在は伊勢神宮の分霊社でもあり、御祭神は「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」になっています。そんな溝口神社の御利益は安産・子育て・縁結び・家内安全などなど。そしてポイントは御守りやお札が50種類以上もあるというところではないでしょうか!?これなら欲しい御守りが見つかりそうですね! 溝口神社のオリジナル御守りやキャラクター御守り、さらには暗闇で光る! 御守りなんかもあるんですよ〜! ちなみに「絵馬」も特徴的! 何故か!?実は溝口神社の絵馬はご飯をよそる時に使う「しゃもじ」の形になっているんです! しゃもじは「すくう」というところから「救う」という意味を持っているそうなんですが、さらには関東大震災で溝ノ口の街などが食糧難になった時に、氏子さん達が二度とそのような事がないようにと、しゃもじを奉納したことからもきているそうなんです。



こちらが「溝口神社」の入口、参道です!


しゃもじに願いを・・・

大山街道のふるさとへ…
 

大山街道の歴史を学ぶにはピッタリの場所! それが「川崎市大山街道ふるさと館」です!

 

こちらには歴史をはじめとして大山街道の民俗資料や美術や文学作品などが展示されています! どんなモノがあるかというと…展示室には昔の人々が使った火鉢や薬を分けて入れる百目箪笥(ひゃくめたんす)、さらには多摩川が近いということでアユ漁で使う道具なども展示されていました!

 

大山街道を歩く前にちょっと立ち寄ってその歴史などに触れていくと、より深く街道の事を知ることができるのではないでしょうか!?なお、こちらの施設は多目的の集会室として利用できるイベントホールや学習に使える和室・会議室なども備えています!

 
☆川崎市大山街道ふるさと館
 

開館時間/午前10時〜午後5時
入館料/無料
休館日/年末年始(12月28日〜1月4日まで)
アクセス/東急田園都市線「高津」駅から徒歩5分。
      高津駅から大山街道に出て
      左(溝ノ口)方面右側です。



火鉢も百目箪笥も時代を感じますね・・・


コーヒーと円筒分水!!
 

溝ノ口周辺で二ヶ領用水路と言ったら忘れてはいけないのが「久地の円筒分水」です!! 大石橋から上流に向かって800メートルほど進むと「久地の円筒分水」はあります。昭和16年に造られた国登録有形文化財にもなっている円筒分水はコーヒーのサイフォンの原理を応用して水を分けているんです。石造りの円形の分水機…。多摩川方面から送られてくる水の量が変わっても一定の比率で水が分けられる仕組みになっているんですよ! でも、それは何故か?



看板も出てるので迷わず行けますよ!


こちらが久地円筒分水です〜! 意外と大きい〜!

昔は自分たちの村の水の配分を巡って幾度も水争いが起こったそうなんです。それらを解決するために作られたのがこの円筒分水! これが出来た事により水争いが解決したそうなんです! 大きな円筒分水からは今も水が自動的に一定の比率で分けられて流れていく様を見ることができます!

 

ちなみにココは桜の名所でもあります! 桜の花びらが水面に浮かぶ円筒分水…これが風情があるんです〜! オススメですよ!! ぜひ一度春先に行っていただきたい!(笑) ココにはコイもいるし、途中では天然ナマズも見かけましたよ!


二ヶ領用水路物語り〜!!!
 

ハッキリ言います! 好きですこの用水路(笑)!

その昔の稲毛領と川崎領の二ヶ領の農地に水を引くために建設された用水路が二ヶ領用水路です! 建設されたのは江戸時代の初め! お代官様(と言っても悪ではありません)「小泉次大夫(こいずみじだゆう)」が難工事の末、慶長16年(1611年)に完成させたものなんです。ちなみに工期は15年! という大事業!



石造りの橋・・・昔はこんなトコロで
待ち合わせをしたのかな!?


こぢんまりとしてるけどソコがまた良いんです!

でもそのおかげで、お米が沢山とれるようになり、またこの用水路で人々は野菜を洗ったり、お米をといだりと生活用水として村の人達にとって、なくてはならない用水路となったそうです! この二ヶ領用水路は多摩川水系最大の用水路でもあり、現在も涸れることなく沢山の水が流れています。

 

また溝ノ口周辺では大山街道とも大石橋のトコロで交わっていて、そこから上流や下流に沿って歩く事もできるようになっています! 大山街道と交わる大石橋のトコロは柳の木が植えてあり、昔の用水路の風景を垣間見ることができるようになっていますし、橋の脇から川べりまで下りられるようにもなっています。二ヶ領用水路は川崎市内を縦断するように流れていますが、場所によっては用水路沿いが桜並木になっていたり、遊歩道になっていたり、と様々な顔も持っているんですよ〜!! もちろん! 大山街道の散策も良いんですが、この二ヶ領用水路沿いを歩くというのもオススメです!! ちなみに散策するなら、しっかりと二ヶ領用水路が残っているJR南武線「鹿島田」駅辺りから上流、同じくJR南武線「登戸」駅手前の宿河原堰堤の辺りまでが良いと思います! なお、二ヶ領用水物語りという昔の曲…民謡もあるんです(笑)



水辺まで下りられるポイントも多し!


と、いうことで溝ノ口エリアはいかがでしたか!?

近代的な街であり、でも歴史を感じる部分も多く残る街「溝ノ口」。
しかし、開発がどんどん進み昔の面影がグッと少なくなってきているという現状もあるんです。
新しくなるのは良いことですが、古き良きモノもしっかり残していって欲しいなぁと取材して感じました。

さて、次回は横浜市営地下鉄線「上永谷」駅周辺を取り上げますよ〜! お楽しみに!!

 

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