「購入」するか、ずっと「賃貸」で良いのか?その違いを比較検証|ホームガイド

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2010 年の住み替え成功読本 「購入」するか、ずっと「賃貸」で良いのか?その違いを比較検証。

政権交代という、大きな時代の変化を体験した日本。しかし、その一方で“百年に一度”と言われる不況も、いまだ出口が見当たらず…。政治・経済・暮らしなど、これからどうなっていくのかと、不安や疑問を感じる近頃ですね。

そんな不安な時代だからこそ考えたいのが、心休まる家族のお城であるマイホームです。ピンチとチャンスは、まさに表裏一体。一見、低迷を続けているように見えるこの時期は、じつはマイホーム実現の意外な好機かもしれません。さてさて、購入か、賃貸か。その違いを検証してみましょう。



こんな時代だから、もう一度よく考えてみる

「家賃は捨て金」とは、昔からよく使われる言葉です。

確かにいくら毎月家賃を支払っても、所詮は賃貸。オーナーの所得になるだけで、何十年住んでいてもなんの資産価値も居住者には発生しません。その点、持ち家の場合は、ローンを支払い続ければ最後は自分のものに!という、嬉しい見返りが…。ここが購入と賃貸の大きな差といえるでしょう。

しかし、前記のように経済状態にも不安がよぎるこの時期に「果たして我が家の収入で住宅ローンをちゃんと返済していけるのだろうか」と、購入をためらってしまう方も多いことでしょう。そこで、今回は購入・賃貸の差を明確に、しかもカンタンに判断できるように比較検討でチェック。

みなさんにとって、どちらがオススメなのか「住宅にかかわるコスト」という観点から比較検討していただきましょう。



マネープラン 比較検討・Part 1 いったい総額でいくら支払っているの?

住宅ローンと賃料、その違いとはいかがなものか。まずは、その月々の支払額を中心に比較検討してみます。

購入も賃貸も、新たな生活をスタートするためには初期費用も必要です。これも加味しながら10年間の支払い額について比較検討してみます。

エリアは、神奈川県内でファミリー層を中心に、つねに高い人気を誇る京浜急行線「上大岡」駅周辺をチョイスしました。下の<ケーススタディ>をご覧下さい。仮に10年住んだ場合で比較すると総支払額・月々の支払額ともに新築戸建て購入に軍配が挙り、10年間では590万円以上お得と言えます。昨今では銀行の店頭金利から更に金利を差し引いてくれるキャンペーンを利用できる場合もあるので、総支払額に大きなメリットが出てきます。更に返済が終わると自分のものになることを考えると、購入の方が計り知れないメリットがあると言えます。

<ケーススタディ> 京浜急行線「上大岡」駅で住居を探した場合

「賃貸」のケース

 

賃貸マンション 上大岡駅徒歩13分 横浜市港南区最戸2丁目

 

上大岡駅徒歩13分 横浜市港南区最戸2丁目
専有面積 73.40平米 築9年 月額賃料 16.5万円
初期コスト:敷金 2ヶ月、礼金1ヶ月、仲介手数料1ヶ月 66万円
10年間入居した場合(更新4回:更新手数料 賃料1ヶ月相当分、値上げ無し)
16.5万円×12ヶ月×10年+16.5万円×4回=2,046万円
10年間住んだ場合の合計コスト:2,112万円


<その他諸費用>
駐車場代 月額19,000円
初期コスト:敷金2ヶ月、礼金1ヶ月、仲介手数料1ヶ月 7.6万円
10年間借りた場合(更新4回:更新手数料 賃料1ヶ月相当分、値上げ無し)
1.9万円×12ヶ月×10年+1.9万円×4回=235.6万円
賃料改定ない(家賃上昇なし)とすると10年間での支払額243.2万円

「購入」のケース

 

新築戸建 上大岡駅徒歩8分 横浜市港南区港南1丁目

 

土地面積 100.99平米 建物面積 83.04平米 新築 3,660万円 駐車スペースあり
月額返済額 約10.3万円 35年ローン(変動金利2.475%より▲1.5% ボーナス時加算無し 頭金無し)
初期コスト:諸経費(物件価格の約7〜8%) 約280万円
10年間返済した場合
約10.3万円×12ヶ月×10年=約1,236万円
10年間住んだ場合の合計コスト:約1,516万円  ※諸条件により異なります。


<その他諸費用>
駐車場代 費用なし
固定資産税 10年間で約150万円※ しかし、不動産取得控除制度で
所得税や住民税の減税控除により固定資産税のほとんどが還付
※購入対象物件、購入者の条件により異なります。

 

マネープラン 比較検討・Part 2 減税効果は見落とせない

次に、支払額以外に必要となる諸経費についてはどうでしょう。たとえば、車を所有する際に、カースペース付き一戸建てならもちろん駐車場代は0円。賃貸の場合は、たとえ駐車場が敷地内にあっても、当然賃料は別途必要になります。

また、今後の経済状況の変化によって一概に言えませんが、これまでの日本の賃貸住宅市場から推察すれば、賃料が大幅に値下がりすることは考え難いこと。所得の低下に比例するように家賃の低下は望めないのが実情で、むしろ上昇することを前提にしておかなければならないでしょう。

持ち家の場合は、市場価格の変動の影響は受けないものの、固定資産税に加え、建物に不具合が起きればそのつど修繕費用などが必要になります。賃貸にしても持ち家にしても、それぞれ諸経費が必要になることは否めません。しかし、ここで注目したいのが、減税効果です。

政府は国家経済を動かす起爆剤となる住宅購入を促進するためのインセンティブとして「住宅取得による減税策」を打ち出しています。

現在なら、史上最大の住宅ローン減税が利用可能。

2010年中に入居した場合には、なんと最大500万円(長期優良住宅は600万円)もの減税控除が受けられるのです。

さらに住宅ローンには、団体信用生命保険が付属していることも忘れてはならない点です。借主である一家の大黒柱に万が一高度な障害や死亡などの事態が起きても、ローン残高は保険から支払われ、残された家族が負債を負うことはありません。賃貸とは違い安心して住み続けられること…、これもマイホームならではの心強いポイントです。

ちなみに、省エネ対応型住宅を新築したり、中古住宅を改築したりする場合に適応される「住宅版エコポイント」制度の実施もスタート予定。購入を考える方には、まさに追い風となるこの制度、検討してみる価値は充分にあるようですね。

 

住宅ローン減税

 

一般住宅で最大500万円(耐久性の高い長期優良住宅は600万円)と過去最大規模に拡充(2008年度の3倍強)

 

対象は住宅やマンションを購入し、今年12月31日までに入居した人。

 

一般住宅の場合、購入者は年末のローン残高(最大5,000万円)の1%分の税額控除が10年間にわたって受けられます。

 

また、所得税に加えて、住民税からも税額控除を受けられる4人家族のモデル世帯(夫婦と子供2人、借入時35歳、年収550万円)が返済期間25年で3,000万円の住宅ローンを借りた場合、10年間の減税額は合計203万円となり、2008年度(142万円)と比べて60万円以上拡大します。(みずほ総合研究所調べ)

 

マネープラン 比較検討・Part 3 将来の安心、資産としての価値

家族のあり方やライフスタイル、そして人口比率の変化などにより、私たちの老後は、かつての過ごし方と比べ、随分と様変わりしてきています。本格的な高齢化社会をむかえた今日、老後の住まいをいかに確保するかは、大きな問題です。特に、定期収入が少なくなるリタイア後、そのときどのような生活になるのでしょうか。

賃貸の場合は、住み続ける限り、将来にわたって家賃を支払わなければなりません。ここで頼りとなるのは、貯蓄と年金ですが、低金利・年金不安などを考慮すると、どちらも以前のように心強い味方とはなってくれないようです。また、更新しようとしてもオーナーの都合で契約できないことや、新たに住まいを探そうとしても、高齢者の入居を拒否されるケースもあります。

その点持ち家は、自分の持ち物。諸経費は多少必要ですが、誰からも指図を受けることなく住み続けられる、まさに自分の城です。さらに、いざとなれば売却もできる大切な資産としての価値もあります。

 

すばやい対応&決断が、成功へのカギ

長引く不況の中、低迷を続けた住宅価格。しかし、2010年はその品薄感から上昇傾向が見受けられます。

そんな市場動向からも、購入を考える時期としては、いまはむしろ好機。すばやい対応&決断がおすすめです。

ちなみに、早く購入するメリットは住宅ローンの面からも。たとえば、35年ローンで一戸建てを購入しようとした場合、25歳で購入しても完済時は60歳です。購入が遅くなれば、それだけ高齢になるまでローンの支払いが続きます。

つまり、住宅ローンを組むには、早ければ早いほど良いといえるのです。

しかし、住宅ローン・返済計画・税制など、住宅の購入には、分かりにくいことが多いのも事実。そのためにも経験豊富で信頼のおける不動産会社を賢く選んで相談してみましょう。そして現在はもちろん将来に向けても安心のマイホームを実現してください。



次号(2/10号)の特集は 「初めてのマイホーム購入計画」です。 お楽しみに!

※本文中に記載の借り入れ条件等につきましては、ご利用される個人の諸条件であてはまらないケースがあります。
詳しくは仲介会社担当者にご相談ください。

 

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