2009年の住み替え成功読本・住宅ローンの基礎知識|ホームガイド

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2009年の住み替え成功読本・住宅ローンの基礎知識

マイホームを購入する時、ほとんどの人が利用する住宅ローン。“ローンを組む”という認識はあっても、金利の違いや返済方式など良く分からないことがたくさんあると思います。

今回は、「住宅ローンの基礎知識」と題してそのポイントを解説していきます。諦めずに夢のマイホームget を実現してみましょう!



住宅ローンにはどんあものがあるの?

住宅ローンの種類は、大きく分けると民間ローンと公的融資(住宅金融支援機構)の2つに分けることができます。

民間ローンの代表は都市銀行が取り扱っている住宅ローン。地方銀行や信託銀行、さらにはノンバンクなどの金融機関でも住宅ローンを取り扱っており選択肢が広いのが特徴です。金融機関によって融資条件は異なりますが、担保となる住宅(購入しようとしている建物)や年収・勤務状況などで総合的に判断されます。そのため、勤続年数が短かかったり、年収額が低かったりすると借りることができないケースも出てきます。

住宅金融支援機構など(公的融資)は70歳未満であれば利用できますが、年収に占める返済負担率に上限があり、住宅の面積や価格などにも制限があるため、民間ローンに比べて条件が厳しいという側面もあります。最近では、住宅金融支援機構と民間との提携住宅ローンである「フラット35」が登場し、一定の収入基準を満たせば勤続年数などは問われないため利用する人が増えています。

主な住宅ローンの種類

民間ローン
都市銀行や地方銀行の他、生命保険会社やノンバンクなどの民間機関で取り扱われ、金利は年2回見直される変動金利と一定期間固定される固定期間選択型があります。

公的融資(財形融資など)
自治体が住宅融資を取り扱っているケース(自治体融資)や勤務先で財形貯蓄を1年以上続けているサラリーマンを対象とした公的融資(財形住宅融資)、年金基金による融資(年金住宅融資)などがあります。加入期間等の条件がありますが、一定期間固定金利等のプランがあります。

フラット35
住宅金融支援機構と民間金融機関が提携した住宅ローン。15年以上35年以下の長期固定金利型住宅ローンで金利は民間金融機関が決めます。取り扱う民間金融機関によって金利や融資額が変わってきます。



住宅ローン金利の違いは?

次に誰もが気になる住宅ローン金利ですが、次の3つに大別できます。それぞれのメリット・デメリットを理解することはもち
ろんですが、利用する人のライフスタイルや家族構成、また、これから子どもが生まれる・子どもが進学するなどといったライフステージの変化も加味して、自分にあった種類を選ぶようにしましょう。

(1)全期間固定型
借り入れ時に全返済期間の金利が決定するタイプです。最初に毎月の返済額と総返済額の上限が決定されることで、将来にわたって返済計画が立てやすい点が大きな魅力です。将来、金利が低下した場合、その時点で、低金利のものに借り換えを行うということも検討できます。その時のために、繰上げ返済を行い、住宅ローンの残高を減らしておけば、選択肢が広がり、更に安心です。

(2)変動型
金融情勢に伴い、返済中に金利が変動するタイプです。低金利時には返済額が少なくなるメリットと、高金利時には返済額が増えるデメリットがあります。変動型を選ぶ際には、金融情勢を慎重に見極めたいところです。ほとんどの金融機関で金利は半年ごとの見直し、返済額は5年ごとの見直しとなります。

(3)固定期間選択型
借入期間のうち一定期間の金利を固定するタイプです。固定型と変動型のそれぞれの特徴を併せ持ち、多くの場合、固定期間経過後は何もしなければ自動的に変動金利に切り替わりますが、その時点で他の固定期間を検討し、選択することも可能です。固定金利期間は金融情勢に関わらず、毎月の返済金額の増減がなく、低金利時に借り入れすれば固定期間はそのメリットを享受することができます。

 

 

優遇金利適用プランを上手に活用!

更に契約方式による金利の違いだけでなく、不動産会社によっては独自に金融機関と商品化した「優遇金利適用プラン」を用意している場合があります。日頃から多くの物件を扱い、銀行との住宅ローンの取引が多い不動産会社で契約すれば、そこでしか受けられない優遇金利を用意しているプランを利用できる場合があります。銀行の店頭金利からさらに金利が優遇されるわけですから、その分生活にゆとりができたり、価格で諦めていた住宅にも手が届いたりなど、思わぬメリットを得ることができます。

優遇金利があるということは、不動産会社と銀行との間で信頼関係が生まれているというわけですから、融資審査も通りやすくなる可能性も考えられます。

金利の違いによる1,000万円当たりの月額返済額例   ※35年返済

店頭金利利用の場合

 

優遇金利(-1.5%)を適用の場合

変動金利 2.475% : 35,616円

0.975% : 28,113円

2年固定金利 3.1% : 39,046円

1.6% : 31,111円

5年固定金利 3.6% : 41,911円

2.1% : 3,642円

記載された金利や返済額は、銀行や購入時期によって異なります

 

返済方法の違いもチェック!

また、意外と気がつきませんが、重要なのが返済方法です。住宅ローンの毎回の返済額は元金と利息を合計したものですが、返済方法には元利金等返済と元金均等返済の二つがあります。返済方法の違いによっても元本の減り方が変わるので注意が必要です。

元利均等返済と元金均等返済の違い

 

元利均等返済

元金均等返済

イメージ図

返済額

毎回の返済額(元金+利息)を一定の金額とする返済方法

毎回の返済元金を一定の金額とする返済方法(毎月の返済額はこれに利息を加えたもの)

メリット

毎回の返済額が同じなので、将来の見通しが立てやすい

元利均等返済に比べ支払利息総額が少なくなる

デメリット

元金均等方式に比べ支払利息総額が多くなる

借入当初の元金が多い時期は、利息が多いので返済額が大きくなる

こんな方に
お勧め

返済額を一定にして、必要な他の出費にも備えておきたい方に

早めにローン残高を減らしておき、先々の返済を楽にしたい方に

次に気になるのが返済期間です。一度住宅ローンを組んだら返済期間を延ばすことは通常できませんので、最長期間で組んで、そこから収入の動きも考慮しながら繰り上げ返済を繰り返すのがポイントです。繰り上げ返済を行うと1回毎に手数料がかかりますが、最近は、返済手続きをインターネット経由で行うと銀行取扱手数料がかからないなど、各行毎にプランが用意されています。そんな情報も担当者に確認して利用していきましょう。

 

住宅ローン控除延長!最大600万円

マイホームを夢見る人にとって朗報です! 2008年末の税制改正大綱の決定により、住宅ローン控除の期限が5年間延長され、控除額も最大で600万円まで拡充されることになりました。

【所得税】
住宅ローン減税制度の適用期限が5年延長され、以下の通り拡充されました。

一般の住宅

居住年

控除対象借入限度額

控除期間

控除率

最大控除額

平成21年

5,000万円

10年

1.0%

500万円

長期優良住宅 ※

居住年

控除対象借入限度額

控除期間

控除率

最大控除額

平成21年

5,000万円

10年

1.2%

600万円

※長期優良住宅の普及の促進に関する法律の規定に基づく認定を受けた、長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその住宅の構造や設備について講じられた優良な住宅のこと。

【個人住民税】
○住宅ローン減税制度の最大控除額まで所得税額が控除されない方については、所得税から控除しきれない額について、翌年度分の個人住民税から控除されます。
○個人住民税からの控除額は、当該年分の所得税の課税総所得金額等の額に5%を乗じて得た額(最高9.75万円)が上限となります。

住宅ローンの基礎はご理解いただけたでしょうか?“ まだ若いから”という理由で家を買うなんて考えられない、というお話も聞くことがありますが、実は若いうちからローンを組んだほうが期間いっぱいで組める上に、退職前に返済が終わり老後にゆとりがうまれるなどのメリットもあるのです。“もう少し資金をためてから”と言っていてはせっかくの控除額が減少してしまうことにもなってしまいます。

住まい購入後も無理なく住宅ローンを返済していくことで、安心した暮らしを手に入れることができると思います。今のチャンスを逃さないためにも、不動産のプロである不動産会社の担当者に、物件だけでなく資金の面もどんどん相談してみましょう。

次号(12/2号)の特集は
「〜年末スッキリ企画第1弾〜快適生活のための模様替え講座」をお届けします。
お楽しみに!

 

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