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美味しい野菜を作るために必要な作業・ポイントを説明しましょう。ひと手間かけることで旬の味が倍増です。

■ 種のまき方

収穫まで植え替える必要がないコマツナ、ホウレンソウ、ダイコン、ミニニンジンなどの野菜は、「直まき」といってプランターや畑に直接種をまいていきます。まき方は、濡らしておいた土の表面を平らにし、割りばしなどを使って浅く真っ直ぐの溝を作ります。その溝に種をまき土をかぶせ、種が流れないぐらいの水をかけます。

一方、ポットやセルトレイである程度の大きさまで成長させたら、プランターや畑に植え替えをする方法を「箱まき(ポットまき)」といいます。キュウリやトマト、ナスなどがこの方法を用います。まき方は、濡らしておいた土に指で穴を開け、2〜3粒まき土をかぶせたら種が流れないぐらいの水をかけます。


■ 間引きとは

種まきをしてようやく芽が出てきた時に行うのが「間引き」です。野菜が元気に育つように、生長の悪い苗や病虫害にかかっている苗を、子葉や本葉が出るそれぞれの生長段階で抜いていきます。間引きの目安としては葉と葉が重ならない程度。葉が重なっていると病気にかかりやすく、他の葉にも影響を与えるからです。その他、間引く苗の見分け方は、他の株より背が高い、弱々しい、色が薄い、葉が変形している、欠けているなど。間引く時は残す苗を痛めないようそっと抜くようにしましょう。


■ 肥料の3大要素について

美味しい野菜を育てるためには栄養を補ってあげることが肝心です。植物の生長に特に必要とされる3大要素には「窒素」「リン酸」「カリウム」が挙げられます。窒素は葉や茎を伸ばし、リン酸は花や実を育てます。カリウムは根を育て、特にイモ類は収穫量を増やす効果があります。養分の配合を確かめながら、育てる植物に合わせて最適な肥料選びをしましょう。


■ 水やりや病気・害虫予防・駆除について

植物の栽培には水やりが重要です。水やりと一言でいっても、タイミングや量を間違えてしまうと大切に育ててきた植物を枯れさせてしまうことに。基本的に水やりは1日1回、早朝にたっぷり与えましょう。しかし季節や植物の種類、生長時期によっては土の乾燥度合いが変わってくるので、日々土の状態や植物の顔を観察することが大切です。真夏は、陽が落ちて涼しくなる夕方にたっぷりの水をあげるとよいでしょう。乾燥の程度を見て葉水をあげることも忘れずに。

害虫は一度発生すると次第に全体へと広がり、収穫時期にはほとんどが食べ荒らされてしまうなんてことも。そんな悲劇を避けるためには、間引き、適度な日当たり、適度な水やりなど、害虫が発生しない環境作りが重要です。もし害虫を見つけたらすぐに取り除くこと。糞があれば近くに必ず虫が生息しているので葉の裏なども小まめに観察を。


■ 連作障害とは

同じ作物を連続して作付けすることで起こる障害のこと。作物の生育が悪くなったり、収穫量が減ったりします。連作障害を起こしやすい作物の代表格がナス科。ナスの連作だけではなく、トマトやジャガイモ、シシトウなどはナスの後に作付けすると病気に掛かってしまいます。しかしダイコン、サツマイモ、コマツナ、ニンジン、タマネギなど連作をしても障害がなく育ってくれる野菜もあります。

 



ホウレンソウ

鉄分・カルシウムが豊富収穫までわずか1カ月

■ 種まきの時期/3月〜4月
■ 収穫の時期/4月〜6月

寒さに強く半日陰でも育つホウレンソウは、プランター栽培にも向いているのでベランダでも十分家庭菜園が楽しめます。リサイクル用土は葉が黄色くなる場合があるので新しい土を使うことをお勧めします。間引きは数回行うことで丈夫な株が育ちます。

サラダ菜

美容と健康にβカロテン 長く収穫が楽しめる野菜

■ 種まきの時期/3月〜5月
■ 収穫の時期/5月〜7月

レタスと比べて鉄分が約8倍、がんや老化防止に効果があるとされるβカロテンは9倍以上も含まれる栄養価の高い優秀野菜です。プランター栽培にも適しており、外側の葉から収穫していけば長い期間収穫ができます。連作には向かないので注意を。

シソ

ビタミン・ミネラル類が豊富
大葉、花、穂ほとんどが食用

■ 種まきの時期/4月〜5月
■ 収穫の時期/6月〜8月

暑さに強く土質も選ばないので、気軽に栽培ができ、キッチンガーデニングとしても人気です。発芽する時に光が必要なので、種をまいた後は薄く土を掛けるのが栽培のポイント。大葉を収穫後は花穂、花が咲き終わったら穂ジソとして収穫が楽しめます。

バジル

葉の香りにはリラックス効果が
十分暖かくなってから栽培開始

■ 種まきの時期/4月〜6月
■ 収穫の時期/6月〜11月

寒さに弱いため十分暖かくなる4月下旬からの栽培が適しています。芽が出始めたら土の表面が乾いている時だけ水を与え、本葉が出始めた頃から間引きを行います。背丈が15cmほどに生長したら収穫できます。わき芽を伸ばすために、葉が出てきたらどんどん収穫しよう。

ミニトマト

抗酸化物質リコピンの宝庫
日光によく当て、風通しよく

■ 種まきの時期/4月〜5月
■ 収穫の時期/7月〜8月

種からと苗からの2種類の育て方がありますが、家庭菜園の初心者は苗から育てるのがベストです。栽培のポイントはわき芽をつんで風通しをよくし、果実に日光をたくさん当ててやることです。花が付いて約1カ月後から収穫ができます。連作には向かないので注意を。

ジャガイモ

熱に強いビタミンCたっぷり種芋は園芸店で購入を

■ 種まきの時期/2月〜3月
■ 収穫の時期/6月〜7月

さまざまな品種の中でも、男爵が一番育てやすいとされています。種芋は食用で販売されているジャガイモではなく園芸用を使うこと。栽培ポイントはイモが顔を出さないように後からの土寄せが大切です。また大きいイモは早いうちから収穫すると残ったイモの生育が早くなります。

ラデッシュ

消化を助ける栄養素が多量
種まきから20日で収穫できる大根

■ 種まきの時期/3月〜5月
■ 収穫の時期/6月〜7月

種まきから20日間ほどで収穫できることから「ハツカダイコン」との別名を持つラディッシュ。プランターでも簡単に栽培できる人気の野菜です。双葉の時期には3cm間隔で、本葉の時期は5cm間隔で間引きしよう。 間引いた葉はカイワレダイコンとして食せます。

大地の恵みを感じながら植物を育てる喜びを、ぜひマイホームのお庭で実現してみませんか。家族みんなで栽培した野菜の美味しさは別格ですよ。

 

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