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住宅ローンには多様な選択肢があります。その中でも、最大の関心事が金利。どのように金利を設定するかによって、トータルの支払金額は大きく変わります。全期間固定金利型か変動金利型か、一定期間固定金利型か。それぞれの特徴をしっかりと理解することで、自分に合ったローン金利を選びましょう。


■そもそも、金利って?

金利とは、お金の貸し借りがあった場合、借り手が貸し手に支払う、借りたお金に対する利息のこと。銀行で住宅ローンなどを組んだ場合は、ローンを組んだ人(借り手)が借入額に対する利息を銀行(貸し手)に支払うことになりますが、これがいわゆる住宅ローン金利とよばれるもの。各銀行が市場金利をもとに設定しています。最終的に銀行に支払う総額は銀行から借りたお金だけでなく、この住宅ローン金利も上乗せして考えていかなくてはなりません。住宅ローン金利は大きく分けて全期間固定金利型、変動金利型、一定期間固定金利型の三つがありますが、住宅ローンのような多額のローンを組む場合、適用される金利によって返済総額に大きな差が出てきますので、借りるタイミングと金利のタイプを慎重に選ぶ必要があります。


■金利のタイプは三つある

金利は大きく分けると、先ほど述べたように三つのタイプに分かれます。それぞれの特徴とメリット、デメリットをしっかりと把握して下さい。

契約当初の金利が完済するまで適用されるもの。金利は最初から最後まで固定され、変更はない。長期間、安定した返済プランを立てたい方にお勧め。

[メリット]
○借り入れ当初から返済終了までの返済額を確定でき、計画的
○金利が低いときに借りた場合、金利が上昇しても返済額は増えない
[デメリット]
△高金利時に契約すると、金利が下がっても当初の金額を返済し続けねばならない

市場金利の動向によって適用金利が変わるもの。定期的に金利の見直しがあり、返済額の見直しも可能。金利が下がった時のメリットを活かしたい方にお勧めだが、返済終了時まで返済総額が確定せず、長期的な計画が立てにくい面も…。

[メリット]
○高金利時に借りても、返済中に金利が下がれば、それにあわせて返済額も下がる
[デメリット]
△返済額が金利とともに変動するため、金利上昇期には返済金額が増えてしまう

一定の期間は金利を固定し、期間終了後に変動金利となり返済額の見直しが行われるというもの(終了時点の金利で、固定期間を再設定することも可能)。一定期間、安定した返済プランを立てながら、将来の金利動向を見極めたい方にお勧め。

[メリット]
○一定期間の返済額を確定することができる
○高金利時に借りると、将来の低金利に合わせて返済額が下がる
[デメリット]
△金利上昇期には返済金額が増えてしまう
△固定金利期間終了後に再度返済計画の立て直しが必要となる

 

■自分に合った金利のタイプを選ぼう

金利を固定して返済総額を確定したい方や、計画的に返済したい方には全期間固定金利型がお勧め。変動金利型に向いているのは、短期間での返済が見込める方や、金利の上昇による負担増に耐えられる収入の見込める方。また、他より金利が低い点を活かして、“子供にお金のかかる期間だけ返済額を抑えたい”という方にもいいでしょう。“今は共働きでも子供ができたら妻は子育てに専念するつもり”“今はサラリーマンだけど数年後には独立したい”などと近い将来収入形態に変化があるライフプランを考えている方は、一定期間固定金利型を選んで、計画的かつ集中的に返済を進め、元金を減らしておけば安心です。

金融機関によっては、全期間固定金利型と、変動金利型または一定期間固金利型を組み合わせたミックス型プランも用意されています。これには低金利時はメリットを享受し、金利上昇時は支払い負担を抑えられるという利点があります。

長期にわたる返済期間の金利動向を予測するのは、決して簡単なことではありません。例え今現在は毎回の返済が可能でも、途中で返せないような事態があっては困ります。今後のライフプランも考えながら無理のない返済金額を設定していきましょう。


■返済方法もしっかりチェック

また、重要なのが返済方法です。住宅ローンの毎回の返済額は元金と利息を合計したものですが、返済方法には元利金等返済と元金均等返済の二つがあります。

毎月の返済額(元金+利息)が一定となる返済方法。支払い当初は元金よりも利息が占める割合が多く、その後徐々に逆転していく。返済当初から最終返済時まで返済額が変わらないため、将来の見通しが立てやすい。

[メリット]
毎月の返済額が均等なので返済計画が立てやすい
[デメリット]
当初は元金の返済額が少ないため、元金均等返済よりも総返済額が多くなる

毎月返済する元金の額を一定にし、その元金に利息を足したものを毎月の返済額とする方法。その時々のローン残高によって利息が決まるため、支払い当初の返済額は大きくなるが、返済が進むにつれ減少していく。金利と返済回数が同じであれば、元金均等返済の方が返済総額は少なくなる。

[メリット]
元利均等返済よりも返済総額が少ない
[デメリット]
返済当初の返済負担が大きい

 

■繰上げ返済で利息支払を軽減

借入金の一部を繰上げ返済することによって、利息を減らすことができます。また元金も減ることになるため、返済期間を短縮して毎月の支払い額をそのままにしたり、返済期間はそのままで毎月の支払い額を軽減させたりすることができます。

繰上げ返済をするたびに手数料がかかる場合がほとんどですので、繰上げ返済の回数が増えれば手数料もかさみます。よって、ある程度金額がまとまったら繰上げ返済に充てていくようにしましょう。また、繰上げ返済に力を入れすぎて、子供の教育費や住宅ローン以外でまとまったお金が必要になった時、全く貯蓄がないというのも考えもの。住宅ローンを組むことと同様に、今後のライフプランも考えて行っていくことが賢明です。

 

金利と返済方法を考える時は、プロのアドバイスを参考に!

住宅を購入することが決まったら、ほとんどの方がますはローンを組んで、どうやって返済をしていくのかを検討しなくてはなりません。住宅ローン金利、そして返済方法にはさまざまな種類があり、どんなものが適しているかは人それぞれで異なります。大切なのは今後のライフプランをしっかり立てるということ。その上で検討に入っていくのがベストです。その際、銀行だけでなく、物件の購入を検討している不動産会社に相談してみるのもよいでしょう。経験豊かな不動産会社ならではの意見がもらえるはずです。経験から得たアドバイスをもとに検討していく、というのもひとつの手ではないかと思います。


次号(10/29号)の特集は「この冬こそ マイホームでガーデニングを楽しもう!」です。
お楽しみに!!

 

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