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家は長く住んでいれば、だんだんと汚れが気になってくるもの。キレイに保とうと気を付けていても、うっかり物を落としたり何かをこぼしたり……小さい子供やペットなどがいればなおさらです。そこで今回は、自分でも簡単にできる住まいのお手入れ方法をご紹介。あきらめていた汚れやキズがきれいになると気分もスッキリするし、自分でお手入れすれば、家への愛着も強くなるはず。手軽にできるメンテナンスを実践して、大事な我が家をいつまでもキレイに保ってください。


長年暮らしている家では、熱や湿気などさまざまな要因で壁のクロスが剥がれてくるのも仕方がないこと。でも、剥がれが小さいうちなら自分でも直せます。

用意するもの:
ぞうきん/壁紙用接着剤(クロスの素材に合ったもの)/ヘラ/綿棒/押さえローラー/マスキングテープ(セロハンテープ)

(1)剥がれた部分をきれいにする

剥がれてきているクロスの裏側と壁の汚れや残っている接着剤をぞうきんなどで丁寧に拭き取って十分乾かしておきます。

(2)接着剤を塗る

ヘラを使って壁に接着剤を薄く均一に塗ります。細かい部分には綿棒などを使うときれいに塗ることができます。このとき注意したいのは接着剤の種類。紙や布製のクロスなら木工用接着剤で十分ですが、ビニール製の場合は紙、布、ビニールどれにでも使える壁紙補修用接着剤を使用してください。

(3)クロスを壁に貼る

クロスと壁の間に空気が入らないように注意しながらクロスを壁に貼り付けます。はみ出した接着剤は堅く絞ったぞうきんで拭き取ってください。押さえローラーでしっかりと押さえればキレイに仕上がり、剥がれにくくなります。最後に接着剤が乾くまで、マスキングテープやセロハンテープなどを貼って留めておきましょう。

剥がれてきているクロスが丸まったり、折れてクセがついたりしていたら、無理に引っ張ったりせずに熱を加えるのがポイント。紙や布製のクロスならあて布をして低温でアイロンを、ビニール製のクロスならドライヤーの温風をあてて、直します。クロスを痛めないよう、温度に注意しながら素材に合った方法で行ってください。

 

うっかり物を落としたり、家具を引きずったり、ペットが走り回ったりしてできるフローリングの凹みやキズ。どうすれば簡単に目立たなくすることができる?

用意するもの:
クレヨンタイプの補修材/筆ペンタイプの補修材/サンドペーパー/カッターナイフ/へら/ぞうきん/ワックス/爪楊枝

(1)キズを補修しやすくする

ペットが付けた引っかきキズなど、キズが汚れている場合やキズにトゲやガサつきがある場合には、サンドペーパーでこすって表面をある程度滑らかにします。タバコなどの焦げあとはカッターナイフで焦げた部分を削りサンドペーパーで馴らしておきます。

(2)クレヨンタイプの補修材でキズを埋める

ヘラを使って壁に接着剤を薄く均一に塗ります。細かい部分には綿棒などを使うときれいに塗ることができます。このとき注意したいのは接着剤の種類。紙や布製のクロスなら木工用接着剤で十分ですが、ビニール製の場合は紙、布、ビニールどれにでも使える壁紙補修用接着剤を使用してください。

(3)余分な補修材を削ぎ取る

キズを埋めたら、さらにドライヤーで温めて補修材をなじませます。そして、補修材が冷えて固まらないうちに、盛り上がった部分が平らになるようにヘラで余分な補修材を削ぎ取ります。

(4)余分な補修材を拭き取る

埋め込んだ補修材が固まるのを待って、補修部分を乾いたぞうきんでよく拭き、筆ペンタイプの補修材で、周囲のフローリングに合わせて木目などを入れていき、周囲となじませます。キズが浅い場合は、この(4)の作業だけでも、かなり目立たなくなります。

補修が終わった! と思ったあとのもうひと手間。最後に補修した部分だけでなく、床全体にワックス掛けをしましょう。補修部分がより目立たなくなるだけでなく、キズや汚れがつきにくくなり、きれいな状態が長もちします。

 

家具など重いものを置いていた場所にできる絨毯や畳の凹みは、出来てしまったらすぐに対応しましょう。

用意するもの:
霧吹き/衣類の柔軟剤/アイロン/あて布/歯ブラシ

(1)絨毯には柔軟剤、畳には水

絨毯の凹みには衣類の柔軟剤を水で薄めたものを、歯ブラシを使って軽くたたくように染み込ませます。畳の凹みは霧吹きで十分に湿らせます。

(2)アイロンで蒸気を当てる

絨毯、畳ともに凹みの箇所にあて布をして、アイロンをあてます。強く押しあてずに、アイロンはスチームにダイヤルを合わせ、蒸気で蒸すようにしましょう。これを何度か繰り返すことで、畳の凹みは目立たなくなります。絨毯は歯ブラシを使って、毛を起こすようにブラッシングして周りの部分と馴染ませます。

アイロンを使うのは高温の蒸気を当てるためなので、畳や絨毯に強く押し付けないこと。アイロンにスチーム機能がない場合は、畳や絨毯の様子を確認しながら低温〜中温で行ってください。

 

どんなに注意しても、なくならないのが子供の落書き。クレヨンやペンの落書きは、なかなか落ちないものだけど、やっぱりそのままにしたくない!

用意するもの:
住宅用多目的洗剤/スポンジ/歯ブラシ/ガーゼ/除光液/アイロン/きれいな布/プラスチック消しゴム

(1)ビニールクロスは住宅用洗剤で拭き取る

ビニールクロスの落書きは、水性インク(水性ペン)でもクレヨンでも、ホームセンターなどで売られている住宅のさまざまな場所で使える多目的洗剤を付けたスポンジでこすれば落とすことができます。表面に凹凸がある場合は歯ブラシを使えばOK。クロスに洗剤を残さないように、最後にしっかりと水拭きすることを忘れずに。

(2)接着剤を塗る

水拭きできない紙や布製のクロスは水性インクかクレヨンかによって、汚れの落とし方が違います。まず水性ペンの落書きの場合、マニキュアを落とすときに使う除光液をガーゼなどの柔らかい布に含ませてやさしく拭き取ります。クレヨンの場合はあて布の上から中温のアイロンをあて、熱で溶かして落とします。あて布が汚れを吸い取るので、きれいな部分に替えながら何度か繰り返しましょう。木製の柱やフローリングについたクレヨンも同様の方法で落とすことができます。仕上げにプラスチック消しゴムでこすれば、汚れを広げずに落とせます。

(3)シールやテープはアイロンでスッキリ

壁に貼った両面テープやシールを剥がす際も、上手くやらないと壁紙を痛めたり汚れが残ったりしてしまいます。シール剥がし専用の液体なども市販されていますが、アイロンを利用すれば、素材を選ばずきれいに剥がすことができます。剥がしたい部分に薄手の布かキッチンペーパーなどの紙をあて、その上から中温のアイロンでしばらく温めると、きれいに剥がれます。もし少し糊が残ってしまったら、布で拭き取ってください。

壁や床の材質や汚れの種類によって、使う道具や方法が違うので、作業する前に確かめるのがいちばんのポイントです。またアイロンを使うときは、温度を上げ過ぎたり時間をかけ過ぎて、クロスや床材などを痛めないように注意しましょう。

 

最近では和室がない家も増えてきていますが、せっかく和室があるなら、障子はいつも真っ白にしておきたいもの。日焼けで黄ばんだり破れたりしてしまったら、自分で張り替えてみましょう。

用意するもの:
障子紙/障子用糊(でんぷん糊)/スポンジ/ハケ/ぞうきん/セロハンテープ

(1)古い障子紙を剥がす

水をたっぷり含ませたスポンジなどを使い、古い障子紙を十分に濡らして、剥がします。障子に残った紙や糊はぞうきんでしっかりと拭き取り、風通しの良い日陰でしっかりと乾かしましょう。

(2)糊を塗る

障子を平らに置き、糊しろから2〜3cm長めになるように障子紙を張る位置を決め、セロハンテープなどで仮留めします。次にハケに糊をつけ、垂れないように注意しながら桟に塗っていきます。ハケで桟を軽くたたくようにして塗ると、糊が均一に馴染みます。

(3)障子紙を張る

たるみやしわが出ないよう一気に張るのがコツ。ロール状のものは障子の上を転がすように張るとキレイに仕上がります。最後に糊が乾いたら、糊しろの外に出ている障子紙をカッターナイフで切り落とします。

障子紙は半紙サイズのロール状のものから、一枚貼りの大きなものまでさまざまなタイプがあります。最近は一枚貼りのものが主流となっているようですが、貼り替える障子の大きさなどを考慮して選びましょう。

 

壁にあいた釘やネジの穴は、小さくても案外気になるものです。専門家に頼んで直すほどでもないこの小さな穴は、充填材を使って自分で目立たなくしましょう。

用意するもの:
クロスの穴埋め用充填材(木工用ボンド)/爪楊枝/ぞうきん/水性絵の具

(1)穴の周りを整える

穴の周りのホコリを拭き取り、盛り上がりやクロスの膨らみは、爪や爪楊枝を使って穴に押し込むようにして、表面を平らにします。

(2)充填材を注入する

充填材のノズルを穴に当て、容器を押すようにして充填材を注入します。穴からはみ出したものは、堅く絞ったぞうきんで固まる前にすばやく拭き取ります。小さい穴はこれで十分目立たなくなりますが、埋めた部分の色の違いが気になるときは、乾いてから水性絵の具で充填材に色を付けましょう。

充填材は小さな容器で、比較的安く購入できますが、木工用ボンドなどでも代用できます。ボンドを使う場合は、爪楊枝の先にボンドを付けて押し込むようにします。

 

思いきって、プロのリフォームはいかが?

自分でも簡単にできるメンテナンス方法はいかがでしたか。普段使っているものやホームセンターなどで手に入る身近なものを上手に使って、あきらめていた家のキズや汚れがきれいになるのは嬉しいものです。日々の生活の中で、少し頑張って大切な我が家をキレイに保ちましょう。

でも、“自分にはちょっと難しそう”、“面倒はイヤ”、“どうせなら完璧をめざしたい”という方は、リフォーム会社に相談しながら、リフォームプランを考えていただくのがおすすめ。クロスを張り替えるなど、ちょっとしたリフォームでも家の印象はずいぶんと変わるものです。

また、リフォームを請け負ってくれる不動産会社に依頼をするというのもおすすめ。いざ売却となった場合でも、その不動産会社にお願いすれば、現在の家の状態やリフォームの具体的な内容を把握してくれているので、より良い条件で売却することができます。リフォームの相談などで、信頼関係も結ばれますので、安心感とともに今まで大切に住んできた我が家を委ねることができるのではないかと思います。


次号(9/17号)の特集は「見逃してない!? 本当はもらえるお金」です。 お楽しみに!!

 

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