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■一戸建てに必要なメンテナンス

まず最初に、住宅を長持ちさせるためには、以下のような定期点検や修繕を行う必要がある、ということを知っておきましょう。

2〜3年ごと:【 (A) 外部建具の点検】

アルミサッシの立て付け、網戸の張り替えなどは、調整ねじを回して自分で行うことができます。

2〜3年(木部)・3〜5年(鉄部)ごと:【 (B) バルコニーなどの塗り替え】

木の部分の腐食、鉄部分のサビを防ぐため、塗装を行いましょう。雨樋はホコリやゴミがたまると詰まってしまうので、小まめな掃除を。

3〜5年ごと:【 (C) 外壁の点検】

色あせ、サッシ周りのシーリングの劣化、金属部のサビなどを点検します。

4〜5年ごと:【 (D) 土台・床組みの点検】

腐食や虫食いなどをチェックし、補修を行います。

4〜6年ごと:【 (E) 屋根点検】

専門会社に点検を行ってもらいますが、台風の後や年に1回程度、瓦や石綿板などの見える部分だけでも、ずれ、割れ、剥がれなどがないかチェックしておきましょう。

5〜6年ごと:【 (F) 基礎点検】

亀裂、不同沈下、換気不良などがないかなどを点検します。床下の換気を保つため、床下換気口のまわりに物を置かないように注意しましょう。

10〜15年ごと:【 (G) 軸組み・小屋組み点検】

柱や筋かい、梁など、家の骨組みの腐食や虫食い、傾斜、変形などを点検します。

これらのほとんどは工務店など専門業者に行ってもらいますが、一戸建てのメンテナンス費用は、30年間で約700万円〜1000万円かかるといわれています。できるだけ自分で行うことで、少しでもかかるお金を減らしたいところです。


■自分でできるホームメンテナンス

いよいよここから、自分で行うことのできるメンテナンスの基礎について説明していきます。

(1)床の手入れ

○フローリングのキズ

部分的なキズや少しの凹みは、クレヨンタイプの補修剤を塗りましょう。ただしクレヨンタイプの補修剤は塗料をはじいてしまうため、フローリングの塗り替えを考えている場合は木工用パテを使います。ツヤがなくなった場合、樹脂ワックスを刷毛で薄く広げながら塗りましょう。

○家具を動かしたことによる、カーペットの凹み

まずは霧吹きで水をかけます。この際、後でシミにならないよう広い範囲にかけておきます。そしてドライヤーで熱しながらブラシで逆毛を立て、乾かします。

○畳の汚れ

畳は極端に水を嫌いますので、普段はほうきや掃除機で掃除を。そして、週に一度はから拭きします。畳の目に沿って行うことがポイントです。年に一度は、晴れた日に畳を上げて虫干しを。その際、畳の裏面を日光に当てること。合わせて殺虫剤をかけておくといいでしょう。

(2)壁の手入れ

○クロスの汚れ、はがれ

クロスが部分的に汚れた時は、固く絞った雑巾で水拭きします。落ちない時は、洗剤を雑巾につけてこすります。その際、拭き取った部分だけでなく周囲も拭いて、目立ないようにぼかしておくといいでしょう。クロスがはがれてきた時は、まず下地の汚れを取り除き、市販の壁クロス用の接着剤で貼ります。

○板張り壁の汚れ

汚れが目立つ時は、洗剤を薄めたぬるま湯で拭き取り、真水で固絞りした雑巾でさらに拭きます。

(3)その他の手入れ

○ドアのガタつき

原因は、蝶番のネジがゆるんでいるケースがほとんど。潤滑油を蝶番の軸部分にスプレーしましょう。蝶番をとめているネジをチェックし、緩んでいるものがあったら、ドライバーで締め直しておきます。

○アルミサッシ、雨戸の動きが悪い!

ホコリや砂利がたまることで動きが悪くなり、雨戸の開閉に支障をきたしたり戸車(サッシの車輪)を傷めたりしますので、定期的に掃除を行って下さい。汚れがひどい時は、洗剤を溶かした水で吹いてから水拭きします。

サッシの場合、レールを掃除しても動きが悪い時は、戸車の汚れをチェックしてみて下さい。潤滑油を軽く吹きつけておけば、スムーズに動くはずです。また、サッシには必ず戸車の調整ネジがあります。メーカーにより微妙に異なりますが、戸の下枠などについているもの。ドライバーで回し、調整してみましょう。

○網戸の破れ

張り替えるまでもない小さな穴は、穴の両側をビニールテープで貼り、穴より大きく切った補修用の網をセロハンテープで仮止めし、そこに瞬間接着剤を塗って網と網を密着させます。

○雨樋から水が溢れている

雨樋は破損していたりゆがんでいないか、年に1〜2度は点検を(高所は危険なので、1階など安全な部分だけにとどめ、後は工務店などに任せること)。破損していないのに溢れたり流れが悪い場所がある時は、枯れ葉などが詰まっていることも。水平の樋と垂直の樋をつないでいる集水部分にゴミや木の葉がたまることが多いので、特に台風や激しい雨の後は点検し、落ち葉やゴミなどを取り除いておきましょう。

○配水管の詰まり

詰まると厄介なのが配水管。定期的にパイプ洗浄剤を使って、配水管を詰まりのないきれいな状態に保つようにします。普段からゴミや油、髪の毛などをできるだけ流さないようにするのが一番です。


■いつまでも快適な暮らしを送るために、プロのアドバイスを

日ごろのメンテナンスを心がけておくと、いつまでも住まいを美しく保つことができます。不具合を早めに発見することで、小さな範囲の補修ですませることができ、耐久性も維持。もちろん、補修や修繕にかかる費用も抑えられるはずです。家とは、家族が生活するための基礎となる場所。築年数を経るほど、たくさんの思い出が生まれます。そんな住まいで、いつまでも快適に暮らしたいものです。
ただし、専門知識が必要であったり危険を伴ったりなど、自分で行うには難しい部分に関しては、リフォームも行っている不動産会社に相談してみましょう。単に補修やリフォームを施すだけでなく、きっと不動産の総合的な価値も考えたアドバイスやリフォームの提案を受けることができると思います。


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