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マイホームはきっと、あなたの人生の中で最も大きな買い物。購入するにはまず頭金を用意しておきたいし、税金や各種手数料、転居にかかわる費用など、住宅の購入費以外にも多くのお金が必要になります。そこで今回は、マイホームの購入を決意したあなたのために、上手なやりくりと貯蓄のコツを教えましょう。

 
「マイホーム購入プラン3原則」を見直し、家計をしっかりと把握しよう

貯蓄の方法を紹介する前に、まずはマイホーム購入のタイミングを確認しましょう。マイホーム計画は、「いつ、どこに、いくら」という3つの要素を考えたいところです。

まず「いつ」ですが、ある程度生活の見通しがつき、収支が安定してからでないと返済計画は立てにくいもの。しかし、お子様のいるご家庭では、遅くとも小学校に上がる頃までに、生活環境を整えてあげようとすれば、より早い時期に決めたいものです。また「どこに」についても、じっくり考えたいところ。大人にとって適した環境と、子供にとって適した環境は微妙に異なります。

そして「いくら頭金を貯めるか」ということについてですが、まずは住宅を購入する時、家の価格だけではなく、税金や手数料、引っ越し費用など、様々な諸費用がかかることを頭に入れておく必要があります。場合によっては、頭金として貯めていたお金を諸費用にあてることも考えられます。頭金が0、諸費用なども全く用意できない場合、全てをローンにするということも可能ですが、まとまった金額は貯めておいて損はありません。

しかし、住宅や金利の動向、世情によっても判断は変わってくるので、まずは不動産会社に相談してみるとよいでしょう。的確な判断をきっとしてもらえるはずです。

貯めるために大切なのは、入るお金、出ていくお金、そして貯蓄という収支を把握すること。ただし、細かな家計簿までつけていては、長続きしないもの。まずは大雑把に支出額を算出し、お金の流れをつかむことから始めてみては? ここでは、家計を上手にやり繰りしていくための3つのコツを紹介します。

(1) 1週間ごとにレシートをチェック。1ヶ月の収支を把握しよう

買い物ごとのレシートをもらっておき、週末に計算しましょう。ためすぎると紛失したり、集計が面倒になるので、1週間に一度まとめるのがベスト。そして表計算ソフトを使って支出額を入力しておき、月末には収支を出すといった単純な計算だけでも家計の現状把握にかなり有効です。

(2) 貯蓄は給料の1割〜2割を目安に

収入や雇用条件などによって貯蓄できる額はさまざまなので一概には言えませんが、収入の3割以上を貯蓄に回せればベストです。最低でも子供が生まれる前は収入の2割、生まれた後は1割程度は確実に貯蓄に回したいところです。

(3) クレジットカードは多くても2枚に

カードローンの残高が多いと、住宅ローンの融資が受けにくくなることもあります。多くても個人用と家庭用の2枚で十分といえますが、いくら使ったのかがわかりにくくなるのが、カードの落とし穴。ないに超したことはありません。


 
大切なのは、お金の「かたまり」を作ること

千里の道も一歩から。最初はやはり、こつこつと貯めていくしかありません。大切なのは、まとまったお金を作ること。額としてはとりあえず、100万円を目指してはどうでしょう。100万円と99万円では、実は心理的には大きく違います。貯蓄額が100万円を超えた途端に、お金を貯める喜びに目覚めたという人も多いのが実情。そうなったら、しめたものです。次の100万円を目指し、100万円また100万円と目標額を刻んでいけば、自然と貯蓄の習慣がつき、自分なりの貯蓄のコツも身に付いてくるはずです。


 
積み立てを上手く続けるコツとは?

貯めたお金を最も効果的に増やしていく方法が、積み立てです。数ある商品から適したものを選ぶコツは、目標が「住宅用」とはっきりしていて、さらに引き出しにくいものを選ぶことでしょう。現在は銀行を中心にさまざまな積み立てプランが用意されていますし、郵便局のオート定額・定期貯金や積立貯金もいいでしょう。ここでは、積み立てを確実に続けるためのポイントを紹介します。

(1) 金融機関選びは慎重に

給与の振り込みなどで日常利用していたり、住宅ローンを組む予定の銀行で積立を行っておけば、将来有利な条件で融資を受けることができる可能性が高くなります。

(2) 無理のない額から始め、上乗せを

「次の給料日までギリギリ」という生活を続けていては、長続きしません。最初は手取りの1割程度から始め、余裕が出てきたら、1000円単位であっても積み立て金額を上乗せしていきましょう。

(3) 振替日は給料日直後に

振替日は、給料振り込み日直後に設定しましょう。先に積み立てて、残りのお金で生活する習慣をつけたいところです。

(4) 優先すべきは、金利より積み立てやすさ

多少の金利差のメリットから、毎月現金を持って手続きに出向かなければならないような商品を選ぶと、途中で挫折する原因になりかねません。大切なのは"お金を見ない"こと。給料やボーナスから自動的に天引きされる積み立てプランを選びましょう。そうすれば意志の弱い人でも長続きし、増えるスピードもアップするはずです。


 
投資商品は、頭金作りには向かないかも…

お金を増やすための一つの方法で、株や外貨預金、投資信託といった投資商品があります。しかし、住宅ローンの頭金を貯めるにはあまりお勧めしません。なぜなら、これらの投資商品にはメリットも多いですが、リスクもあるからです。記憶に新しいところで、米国で起こったサブプライムローン問題では、運用の失敗により、金融市場全体に損失を与えています。投資の専門家の証券会社等ですら、損失を出す程です。投資に資金を回すよりも、その資金を頭金に当てて、早いうちからローンを組む方が得策といえるでしょう。


 
節約はほどほどに…

お金を早く貯めたいと考えて、いきなり「爪に火をともす」ような節約生活を始めてしまう人もいます。でも、たいていの場合は長続きしません。ストレスがたまりますし、無理な生活で健康面にも影響が出てしまうことも…。それでは本末転倒です。ある程度の余裕は持ちつつ、楽しんで節約していきましょう。節約は、あくまで収入の範囲内でしか行なえないもの。それよりも、自分にとって的確な金額をしっかり貯蓄していくことが大切です。


 
マネーのことは、プロのアドバイスを参考に!

いかがでしたか? 貯蓄にはここで挙げた以外にもさまざまな方法がありますので、あなたにぴったりのスピード貯蓄の仕方を探してみて下さい。住宅購入を目的と考えると、頭金を貯めるペースと金利上昇のスピードを比較して考える必要もあります。一番大切なのは、貯めるペースが、金利や不動産価格の上昇よりも速くなくてはいけないという事です。そうでない場合、頑張って貯めても「焼け石に水」なんて事になりかねません。支出と収入のバランスから考えると、早期の購入が夢のマイホームの近道かもしれません。貯めることばかり考えていると消費税アップなどで、せっかくの努力が「水の泡」なんてことになることも……。

住宅購入を考えたらまずは不動産会社に相談してみましょう。予算やローン選びについてはもちろん、頭金を貯めてから購入すべきか、今購入すべきかなど、金利動向や時代の流れ、豊富な知識に基づいたアドバイスをしてもらえますよ。



次号(12/12号)の特集は「快適なキッチンで子供と一緒にクッキング」です。 お楽しみに!!

 

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