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「住宅ローンには実に多様な選択肢があります。そのため、どんなものが適しているかについては、人それぞれで異なります。そこでまず大切なのは、今後のライフプランをしっかりと立てることです」(杉本さん)。今の仕事の展望に始まり、例えば今後何年間共働きをして、子供は何人をどんな風に育てたくて、いつごろどれぐらいのお金が必要になって、何年後に退職金がいくらぐらい入ってきて…といった実際のプランをしっかりと練ること。実はそれが、住宅ローン選びの第一歩。そこから金利や返済方法について具体的な検討に入っていくのがベストです。 |
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極めて大ざっぱな言い方になりますが、住宅ローンを扱うのは民間の金融機関と住宅金融支援機構の二つです。住宅金融支援機構では、一部の例外を除いて、直接借り入れの申し込みを受け付けることはありません。そのため、直接の窓口は基本的に民間の金融機関となります。民間の金融機関とは都市銀行を始めとし、地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、そして信販系、ノンバンク系のローン専門会社、また最近ではインターネット系金融機関もあります。それぞれに審査の条件や金利、金額の上限下限、そして各種手数料の金額が異なりますので、注意が必要です。表面的な金利の高さや低さだけでなく、金利の変動の仕方、そしてその他のサービスなど、全体的な仕組みを理解した上で選びましょう。「金利だけでなく、返済方法やローンにかかる諸費用などは、金融機関によって特色がありますので、注意が必要です。そして意外と重要なのが、金融機関がアクセスしやすい場所にあるかどうか。初めてのご相談からご契約まで、ご来店いただく場合もありますし、お借り入れ後も、利便性のある金融機関がいいですよ」(宮本さん)。また、自分で調べる際に役立つのがインターネット。最近はさまざまなローンを実際に比較検討できるサイトもあり、多くの人がネットを利用して事前調査しているようです。 |
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住宅ローン最大の関心事が、金利。どのように金利を設定するかによって、トータルの支払金額は大きく変わります。金利にはどんなタイプがあり、それぞれにどんな長所と短所があるかを把握すべきでしょう。金利には全期間固定金利型、変動金利型、一定期間固定金利型の3つのタイプがあり、それぞれに特徴があります。「最近まで金利が低いところで落ち着いていましたが、景気の回復などにより、将来金利が上がるという予測のもと、全期間固定金利型を選び、返済額を安定させようと考える方も増えてきました」(杉本さん)。 |
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一方、変動金利型や一定期間固定金利型には、例えば返済用預金口座を給与やカードの引き落とし用に指定したりすると金利が優遇されるといったサービスが付く場合もあるので、それぞれのメリット、デメリットをよくみながら考えましょう。「三井住友銀行では、どれか一つのタイプに決めてしまうことにリスクを感じる方のために、全期間固定金利型と、変動金利型または一定期間固定金利型を組み合わせたミックス型のプランもご用意しております。その大きな特徴は、低金利時のメリットはやや抑えられる代わりに、金利上昇時に支払い負担が増えるリスクも抑えられるということ。経済環境や金利動向を見ながら、その時の状況に応じ、フレキシブルに繰り上げ返済(内入れ)していくことができるというメリットがあります」(宮本さん)。 |
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住宅ローンの毎年の支払額は、年収の20〜25%以内が一つの目安といわれています。ただしこれはあくまで目安。今後の生活設計をよく考えて決めましょう。そして、重要なのが返済方法。住宅ローンの毎回の返済額は元金と利息を合計したものですが、返済方法には元利均等返済と元金均等返済の二つがあります。それぞれの違いをよく理解しましょう。 |
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また、気になるのが返済期間。「返済期間を延ばすことは通常できないので、最長期間で組んで、そこから収入の動きも考慮しながら繰り上げ返済(内入れ)を繰り返す方が多いですね。その際に注意したいのが手数料。 |
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繰り上げ返済(内入れ)を行うと1回あたり手数料がかかります。でも最近は無料にしている金融機関もあります。例えば私どもの場合、繰り上げ返済(内入れ)手続きをインターネット経由で行うと銀行取扱手数料がかかりません。繰り上げ返済(内入れ)が手軽にできるかどうか、そして、その際の手数料がいくらかかるのか。それは最近の住宅ローン選びの大きなポイントになっていますね」(杉本さん)。 |
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決して見逃してはならないのが諸費用です。住宅の購入費以外に、各種税金や手数料、転居にかかわる費用などが必要になります。諸費用の合計額は一般的に、新築住宅で物件価格の3〜5%、中古住宅で物件価格の6〜8%が目安といわれています。これらは事前に用意してもいいですし、ローンに含めることができる場合もあります。また、例えば取扱手数料などは金融機関により開きがありますので、しっかり確認したいところです。 |
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また、ローンの借入にあたり、団体信用生命保険への加入が原則必要となります。団体信用生命保険とは、銀行を保険契約者とし、銀行からローンを借りている借主を被保険者とする保険契約。借主が保険期間中に死亡または所定の高度障害状態になった時、銀行が生命保険会社から受け取る保険金を借主の返済に充てる仕組みです。 |
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(表3)住宅購入時にかかる諸費用の例
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次号(10/3号)の特集は「これだけは知っておきたい! お引越しの常識&マナー」です。 お楽しみに!!
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