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多くの人にとって、マイホーム購入と切っても切れない関係にある住宅ローン。家を買うならローンを組むのは当然と考えている人も多いはずです。でも、実際に借りられる金額、ローンの組み方、プランの違いなど、知らないことも案外多いもの。安心して夢のマイホームを手に入れるため、住宅ローンの基礎知識をしっかり身につけておきましょう。

お話しをうかがったのは・・・

三菱東京UFJ銀行 横浜ローン推進部 横浜駅前ローン推進室 杉本 松雄さん
受付時間/月〜金曜日 9:00〜5:00(土・日・祝日等銀行窓口休業日を除きます)
TEL/045-322-2431

ローンを組める金額って、一体いくら?

家を買いたいと思ったことがある人なら、自分はいくらのローンが組めるんだろうと考えたことがあるはず。いくらぐらいの借り入れが可能なのかを知ることは、マイホーム購入の資金計画の第一歩。借り入れ可能額がわかると、購入の具体的な条件を決めたり、物件選びをする際の目安としても役立ちます。

借り入れ可能な金額は年収に対する返済比率、金利、借り入れ期間などをもとに試算されます。ただし、金利は毎月変動していますし、後で説明するとおり、選択するプランによってもそれぞれ異なるので、これはあくまで目安。また、申し込みの時点ではなく、実際に借り入れをした月の金利が適用になることも覚えておきましょう。銀行のホームページなどでできる、借り入れ可能額のシミュレーションなども参考になります。
三菱東京UFJ銀行ホームページ http://www.bk.mufg.jp/

三菱東京UFJ銀行住宅ローンの年収・借り入れ期間からみた借入可能額早見表

年収(万円)

年数(年)

400

500

600 700 800 900 1,000

10

1,150

1,440

1,730

2,020

2,310

2,600

2,890

15

1,580

1,980

2,380

2,770

3,170

3,570

3,960

20

1,940

2,420

2,910

3,390

3,880

4,360

4,850

25

2,230

2,790

3,350

3,900

4,460

5,020

5,580

30

2,470

3,090

3,710

4,320

4,940

5,560

6,180

35

2,670

3,390

4,000

4,670

5,340

6,000

6,670

返済比率35%の場合 試算金利:3.9%(ただし、大幅な金利変動があれば変更する場合があります)

住宅ローン借り入れまでの流れ

多くの人にとって住宅ローンを組むという経験は初めて。申し込みから借り入れまで、実際にローンを組む際に行われる、手続きの流れを押さえておきましょう。

購入する物件が決まっていなくても、ローンの説明などは受けられます。「お借り入れいただける金額など住宅ローンについてのご相談などはいつでも受け付けています。まずはお気軽に窓口にご相談にいらしていただければ、知識がない方でも基本的なことからご説明します」(杉本さん)。

相談に行く際は予約の電話を入れるのがベストですが、予約が無くても大丈夫。「ご相談は、銀行の業務が比較的落ち着き、ゆっくりとお話しさせていただける平日の午後をおすすめします」(杉本さん)。

また、自分の年収、車のローンなどの借り入れが現在どれだけあるかといったことを把握したうえで窓口に行くのが基本。こうした情報が無いと、せっかくの機会に借り入れ可能額の試算など、具体的な話を何も聞くことができないといったことに。知識は無くても大丈夫とはいっても、最低限の情報は準備して臨みましょう。

物件探しを依頼している不動産会社の担当者に相談するのも賢い手。不動産売買のプロである不動産会社なら、住宅ローンに関する相談にもしっかりと対応してくれますし、不動産会社が提携している銀行から特別な金利優遇が受けられるなどのメリットがある場合もあります。


 住宅ローンを組んで、生命保険料が安くなる?

現在、銀行で組む住宅ローンのほとんどに、団体信用生命保険という保険が付けられています。一般に「だんしん」と呼ばれるこの生命保険は、住宅ローンの融資を受けている人が、万が一死亡または所定の高度障害になってしまった場合、住宅ローンの残りの債務が保険によって完済されるという仕組み。つまり、万が一の際の住居費は「だんしん」によって補償されることになります。このため、それまで加入していた生命保険の必要補償額(月々の生活費、子供の教育費、住居費、老後の資金などの合計で試算されている)から、住居費を差し引いて算出し直すことができ、結果的に保険料の減額につながる可能性があるというわけです。もちろん、住宅を持つことによって発生する固定資産税やメンテナンスにかかるコストを考慮する必要はありますが、そうしたことを踏まえた上で、生命保険を見直してみると良いでしょう。


住宅ローンの種類

住宅ローンの金利には、大きく分けて3つのタイプがあります。何となくは知っているという人も、本当に自分に合ったものを選択するために、改めて確認しておきましょう。「それぞれの金利タイプ、各住宅ローン商品の特徴を知ったうえで、店頭表示金利と優遇幅は毎月見直されること、お申し込みではなくお借り入れ時点の金利が適用されることを頭に入れて検討されると良いと思います」(杉本さん)。

「固定型」

借り入れ時の金利が最後まで続くタイプ。他のタイプより金利が高めに設定されているが、返済額がずっと変らない安定性が魅力。 「もしも金利が上がっても支払いが増える心配がないという安心感を求める方が多く選ばれるプランです」(杉本さん)

『超長期固定金利住宅ローン』
(団体信用生命保険付)

三菱東京UFJ銀行(平成19年6月分)

お借り入れ期間 適用金利
21〜35年(新規購入) 3.20%
「固定期間選択型」

2年、3年、5年など選択した期間中は金利が固定されるタイプ。期間終了時に再度固定期間を指定するか変動金利に切り替える。金利は切り替え時点でのものが適用される。

「変動型」

金利の見直しが原則として半年ごとに行われる。返済額の見直しは5年ごと。他のタイプより金利が低いため、当初の返済額を抑えられるが、最も金利変動の影響を受けやすい。 「金利が他のタイプよりも低いため、“子供の教育費など出費が多い時期なので”などの理由でまずはこのタイプを選ばれる方も多いです」(杉本さん)

『ずーっと金利優遇コース』
(団体信用生命保険付)

三菱東京UFJ銀行(平成19年6月分)

金利タイプ 店頭表示金利 優遇幅 優遇後金利
変動タイプ 2.625% ▲1.0% 1.625%
当初2年固定 3.05% ▲1.0% 2.05%
当初3年固定 3.30% ▲1.0% 2.30%
当初5年固定 3.50% ▲1.0% 2.50%
当初10年固定 3.95% ▲1.0% 2.95%

頭金は必要なの?

住宅の購入には物件価格の2割以上の頭金が必要といわれてきましたが、「頭金ゼロや、購入時に必要となる保証料や登記費用などの諸費用をご融資する住宅諸費用ローンといったものもあり、自己資金がわずかでも住宅ローンを利用することは可能です」(杉本さん)。しかし、頭金を多く準備できればその分、ゆとりをもった借り入れの計画を立てられるのは事実。「最近は、ご結婚を機にご新居をという方など、比較的お若い方の借り入れも増えています。そういった方はご両親からの援助を頭金の一部にといったケースも多いですね」(杉本さん)。借り入れる額が多ければその分返済額も多くなるのは当然。生活に余裕が無くなったり、まったく貯蓄ができなくなったりすることのないよう、慎重に考えて計画を立てましょう。


組み方も重要、特典もチェック

それぞれの金利タイプの特徴が分かっても、どれがお得かは誰も言い切れないのが本当のところ。「最終的にはお客さまご自身の判断になりますが、長期固定型と変動型双方のメリットとリスクを考え、両方を組み合わせたプランをご提案することもあります。この場合ローンを組むときにかかる事務手数料も、全額を1種類で組んだときと同じ31,500円で済みます」(杉本さん)とのこと。このように、プロに相談することで、2つのタイプを組み合わせるなどプラン二ングの幅も広がります。

また、通常の金利優遇幅以外にも利用できる特典がある場合も。「三菱東京UFJ銀行では同居されているご家族が5人以上の場合には、お借り入れ期間中、適用金利より、さらに年0.1%金利を優遇する『ビッグファミリー応援特典』などの特典もご用意しています」(杉本さん)。こうした特典は金融機関によってもさまざま。自分が利用できる特典があるかどうかしっかりチェックして、賢く活用しましょう。


住宅ローンを組むにあたっては、まず基礎的な知識をもつことはもちろん大切ですが、分からないことがあったら、気軽にプロに相談するのがいちばん。いきなり銀行には行きづらいという人でも、物件を探しに行った不動産会社で、担当者に相談すれば大丈夫です。住宅ローンを含む資金計画の相談、予算と希望に合った物件探しなどをトータルに行ってくれるでしょう。不動産のプロが全体を見ながらアドバイスをしてくれるのは、住宅という大きな買い物をする上でとても心強いですね。また、ローンを組む際にも、不動産会社が手続きの代行をしてくれたり、不動産会社と提携している金融機関の他にはない特別な金利優遇が受けられるなど、さまざまなメリットがあるので、ぜひ活用したいものです。長い付き合いになる住宅ローンですから、基礎知識+プロのアドバイスを活用して、しっかりとご自分に合ったプランを選びましょう。


次号(8/15号)の特集は「夏休み特集! 快適なキッチンで子供と一緒にクッキング」です。 お楽しみに!!

 

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