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賢い住宅ローンの組み方

 
 
 家を買うことと、切っても切れないのが住宅ローン。できるだけ金利が安く、安定したローンを組みたいというのは誰もが持つ希望ですが、実際の住宅ローン事情はどうなのでしょう。金利は上昇傾向とはいえまだまだ低水準にあるなか、金融自由化の流れにともなって、住宅ローンにもいろいろな商品が出ています。また、不動産の仕入れ値は徐々に上昇し、販売価格上昇も時間の問題となっていることを考えても、買い時を逃す手はありません。今こそ、住宅ローンの現状を知って、希望の住宅購入のために、賢く役立てましょう。
 
 
住宅ローンを組むにあたって、まず知っておきたいのが金利の種類。大きくわけて3タイプある金利の違いは、ローンの話をする上で基本中の基本です。ローンを賢く選ぶためにも、それぞれの特徴をしっかり押さえておきましょう。
 
完全固定型
固定期間選択型
変動型


借りてから返済が終わるまで金利も返済額もずっと同じというタイプ。これまでにない超低金利の流れを受けて、「フラット35」などが注目されている。当初10年と11年目以降で金利が切り替わる段階金利型のものもある。
 

金利、返済額とも、一定期間は変わらないのがこのタイプ。固定期間は1年〜30年で、銀行によって違う数種のプランから、借り手が期間を選ぶことができる。固定期間が終わると、終了時点の金利が適用される。
 

適用金利が6カ月に一度見直されるタイプ。ただし、返済額が見直されるのは5年に一度で、返済額が上昇する際も、それまでの1.25倍が上限とされている。また、固定期間選択型への切り替えもできる。
 
 
   例えば知り合いが家を買っても「この家いくらだったの?」とは、なかなか聞きにくいもの。知っているようで案外知らないのが、住宅の値段です。「案外高いな」と思う人も「こんなものなのか」と思う人もいると思いますが、神奈川県内で新築戸建てを買うなら、物件価格だけで約3600万円は必要ということになります。諸費用などを考えると全体で4000万円程度と見て良いでしょう。数百万円の自己資金があったとしても、3000万円以上を住宅ローンに頼ることになるケースが多いと考えられます。
   

  返済の途中でまとまった金額を返す繰り上げ返済。この繰り上げ返済には繰り上げ後の返済期間を短くする“期間短縮型”と、繰り上げ後の毎月の返済額を小さくする“返済額軽減型”がある。同じ時期に同じ金額を繰り上げ返済する場合は、“期間短縮型”のほうが、利息の軽減効果は高くなる。また、繰り上げ返済は行う時期が早いほど軽減される利息の額が大きいため、じっくり貯めて大きく繰り上げ返済するより、ある程度の額でこまめに行う方が効果は高い。ただし、多くの金融機関では繰り上げ返済をするのに数千円〜数万円の手数料が必要な点には注意したい。また、フラット35では手数料は無料だが、一回の繰り上げ返済額は100万円以上と決められている。

 
  住宅の価格が分かったところで、借り入れについて考えましょう。よく住宅購入に関する情報誌や本などで、「年収負担率(年収に占める年間返済額の割合)は20%〜25%が理想」という言葉を目にしますが、実際に借り入れをする際はどうなのでしょう。銀行の審査では、もちろん銀行は金利上昇のリスクを考慮して、3.5〜4%と高めの金利で試算を行いますが、年収負担率の上限を35%〜40%に設定しているところが多いのです。

 
 
 

 年収負担率を理想とされる25%で試算すると、借り入れ可能額は3000万円に届かないことになり、とくに頭金などが用意できない場合には、住宅購入は難しくなってしまいます。一方、銀行の審査基準の40%で計算すると十分な融資を受けられます。理想どおりに資金計算をして「買える価格の家がない」と考えている人も、一度不動産会社に資金の相談をしてみると良いでしょう。住宅ローンに詳しい担当者が、現実的な資金計画をアドバイスしてくれるはずです。

 
   住宅ローンを長期で組むと金利の負担も増えるし、支払いが終わるまでにもしものことがあったら・・・といった理由で、長期のローンを敬遠する人も多いようですが、希望の住まいを購入するのに必要なだけの借り入れが出来なければ意味がありません。大切なのは、無理のない返済計画。しっかりと計画を立てれば、低金利の今を逃さず、長期のローンでも安心して組むことが出来ます。さらに繰上げ返済などを賢く利用すれば、長期ローンの金利負担を軽減することも出来るのです。
   
 
 借り入れ可能な金額を比較してみると、例えば35年と20年とでは約1200万円違ってきます。もちろんその分返済期間が延び、金利の負担も増えますが、「首都圏における新築戸建成約価格」の表を見ても分かるとおり、かなりの自己資金がある場合を除いては、短期のローンで希望の物件を購入することは、至難の業といっても良いでしょう。最近では、ローンを返し終わる年齢の上限を80歳までとしたり、病気や万が一の場合には支払いが免除される住宅ローンなども登場しています。長期でも安心して返済できるローンを選べば、マイホームでの生活を楽しみながら完済することができるのです。注目の証券化ローン「フラット35」のネーミングを見ても分かるように、今や住宅ローンは35年が当たり前、という時代なのです。
 
 
 
 低金利の今、長期の住宅ローンを組むとなると、誰でも注目するのが完全固定金利型。確かに「フラット35」での借り入れを希望する人は多いのですが、フラット35は物件価格の2割以上の頭金が融資の条件となるほか、年収負担率の条件も厳しいため、誰でも融資を受けられるというわけにはいかないのが現実です。そこで注目したいのが、民間金融機関の住宅ローン。商品の種類が豊富で、年収負担率などの条件も柔軟、審査などがスピーディな点も魅力です。さまざまな金利優遇キャンペーンも行われているので、ぜひ上手に利用しましょう。
 
 

不動産会社に相談できるのは、物件のことだけと思っていませんか? 不動産会社では、さまざまな物件情報を扱っているだけではなく、普段から多くの住宅ローンに関する相談や手続きの代行も行っています。融資を受けるにあたっては、車のローンなどの借り入れを整理したり、返済計画を立てたりといった準備のほか、金融機関との交渉やさまざまな手続きも必要になります。もし不動産会社の住宅ローン担当者が、借り入れのために必要なことをアドバイスしてくれたり、金融機関との交渉やさまざまな手続きを代行してくれれば、心強いうえに、いくつもの資料や書類を用意して何度も銀行に足を運ぶといった煩わしさからも開放されます。不動産会社を選ぶ時には、住宅ローンの専門スタッフがいるかどうか?も重要なポイントでしょう。また、金融機関との付き合いの実績がある不動産会社なら、交渉がスムーズに進んだり、個人では難しい優遇措置などを受けられる場合もあります。物件のことからローンのことまで、不動産に関することは、まずは信頼できる不動産会社に相談してみるのが良いでしょう。

 


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