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イングリッシュガーデン(イギリスの自然風景式庭園)の紹介から始まった、ガーデニングブーム。花のある暮らしは、心にゆとりと安らぎを与えてくれます。自分や家族だけではなく、周囲の人々の目も楽しませてくれます。最初からイングリッシュガーデンのような、本格的なガーデニングを始めることは大変難しいものです。そこで、初めてのガーデニングは、手軽に始められるプランターやハンギング・バスケットを利用したコンテナ・ガーデンがおすすめです。

 
 
効率よくガーデニングを行うためには、まずは必要な用具を揃えましょう。最近ではデザイン性に優れたタイプも増えていますが、初心者の場合は使いやすさを考えて、専門店などのスタッフに説明を聞きながら購入していきましょう。
 まずは寄せ植えをした株を掘りあげるなど、小さく掘る時に使用する移植ゴテと呼ばれる園芸用の小さなシャベル。これには細長いタイプと、幅広いタイプがあります。それから花がら摘みや、細い枝の切り戻しなどに使用する花バサミ。植物に水をやるためのジョウロは、ハス口(ジョウロの口の部分)が取り外せるタイプが使いやすいでしょう。様々な形や大きさがありますが、自分にあった大きさを選びましょう。大切な土をふるうフルイや、土を混ぜる時に使用する箱状のフネなども大切な用具です。

 
 
 人間が健康で元気に暮らすためには、「衣食住」が必要であるように、植物にも必要な栄養やすごしやすい環境が必要なのです。それは、植物の成長を支える土です。生き生きとした植物を育てるには、様々な栄養を含み、適度な水分を持ち、温度などの急激な変化を抑える土作りが最も重要となります。
 例えば庭の土をすべて「良い土」に変えることは、とても大変なことです。そこで、ガーデニングの入門編としては、数種類の用土がブレンドされた市販の培養土を使用するのが安全でおすすめです。もちろん赤玉土や鹿沼土、腐葉土などを自分でブレンドしてもいいのですが、植物の種類によっては管理も大変になりますので気をつけましょう。
 自分で土をブレンドする場合、ハンギング用の場合は軽いことが重要なので、パーライトなどの軽石を培養土に1割から2割ほど混ぜるとよいでしょう。また乾燥を防ぎ、さらに軽くするには培養土の一部をバーミキュライトと入れ替えましょう。ハンギング・バスケット用の土は、乾燥しやすいベランダのコンテナ・ガーデニングに最適です。
 
団粒構造になっている
 団粒の多い土はすきまがたくさんあって新鮮な空気や水が通り易く、根の生育に好都合です。
通気性がよい
 植物の根は土の中でも呼吸をします。通気性がよく、いつも新鮮な酸素があるのは非常に大事です。
保水性があって排水性がよい
 一見相反するような性質ですが、このバランスが大切です。どちらかに極端に偏ってはうまく植物は生育しません。

保肥性がよい
 これは肥料分を蓄えることができる性質をいい、植物は常に土の中の肥料分を、根から出る根酸と交換しながら吸収しています。
適正なペーハーである
 ペーハーは土のアルカリ性や酸性度合いを示す数値です。ほとんどの園芸種は弱酸性条件を好みます。
 
 
赤玉土
 排水性、通気性、保水性、保肥力が高い基本となる土です。大粒、中粒、小粒があります。
腐葉土
 広葉樹の落ち葉を腐敗させたもの。肥料分が多く花壇の土に混ぜるとふかふかな土にしてくれます。
鹿沼土
 有機物をほとんど含まない酸性土で、通気性や保水性が高いことが特徴の基本用土です。
ピートモス
 非常に繊維分が多く、軽く、有機質含量がより高い。保水性が抜群なので、乾燥しやすい鉢等に最適です。
バーミキュライト
 保水性及び保肥性に優れ非常に軽いため、ハンギング・バスケットでは鉢を軽くするために使われます。
パーライト
 人工的に作られた砂礫状の用土。非常に軽いためにハンギング・バスケットなどに良く使用されます。
 
 大きさや形は用途により、素焼き、天然石、木、コンクリート、プラスチック、発泡スチロールや金属などさまざまなものがあります。最近では、古紙をリサイクルした紙製鉢もあります。初めての場合は、まずは素焼き鉢がおすすめです。
 形や深さも様々な物がありますので、植物の大きさに合わせて使います。おおまかな目安として、植物の高さがコンテナの1.5から2.5倍、幅が1から2倍程度になるようにすれば見た目にも生育上も大きな問題はないでしょう。

 
通気性
軽さ
遮音性
耐久性
素焼き鉢
プラスティック鉢
×
紙鉢
×
木製鉢
化粧鉢
×
×
×
金属
×
×
×

素焼き風に作られた軽いタイプもあり、
使いやすくなっています。
人形の形をした物など、楽しいタイプも増えています。





 
 
 コンテナ・ガーデニングは、鉢やプランター、ハンギング・バスケットなどの容器を利用して楽しむガーデニングです。植え替えをしたりするのが簡単で、模様替え感覚で気軽に楽しめます。そして土質を選ぶ植物でも、コンテナ内の土の配合や組み合わせる植物などを自分で決められるのでチャレンジしやすいでしょう。大がかりな庭の改造からではなく、大好きな花を素敵なレイアウトで手軽に楽しめます。
 

コンテナについて

植え方

水やり
 植物を植える容器を一般にコンテナといいます。テラコッタ・陶器・石・木・アルミ・紙・プラスチックなど、最近では様々な種類があります。このような容器に植物を植え込み、楽しむ事をコンテナ・ガーデンといいます。コンテナの選定は置き場所となる周囲の環境や背景・色彩などを考えながら、自分の好みや花材にあった物を選ぶとよいでしょう。  苗を購入する場合は、土の表面にカビやこけが生えたものはさけ、茎が太めで高さのわりに葉が元気よく茂っているものを選びます。
 コンテナのなかに、苗に合った培養土を指である程度慣らして軽く押しながら3分の1ほど入れます。丁寧に鉢から苗を抜き、高さをあわせてコンテナに入れます。抜きにくいときは、鉢底をスコップの柄などでたたけば抜き易くなります。さらに土をまわりから株のすきまを埋めるように入れていきます。最後にしっかりと水を多めに与えます。
 毎日少しずつ水やりをするのではなく、土の表面が乾いたら、鉢底から出るくらいたっぷりと水をあげます。目安として、冬は2〜3日に1回、夏は1日に1〜2回、春秋は1〜2日に1回。根ぐされが起きやすいのは、鉢が大きすぎるために排水性が悪くなっている場合や、下に置いた受け皿に水がたまっている場合などが考えられます。
 
パンジー  性質も強健で花も見栄えがするので、春の園芸には欠かせない種類の花です。初心者でも比較的簡単にタネから育てることができます。何よりも日光が好きな植物ですので、寒さが本格的にくるまでに移植し、日のよく当たる場所におきましょう。
■かかりやすい病気と害虫
 病気は特になし
 アブラムシ
マーガレット  花色は白やピンクが一般的ですが、黄色い花を咲かせるものもあります。白花で、一重咲きタイプのものが幅広く栽培されています。暑さ、寒さに弱く季節ごとの管理が大切です。砂質の水はけのよい土を好み、肥料はやや控えめがよいでしょう。
■かかりやすい病気と害虫
 立ち枯れ病 アブラムシ
 センチュウ ハダニ
アリッサム  5mmくらいの小さな花が、絨毯のように一面に、密に咲きます。初心者向きの品種で、草丈は高くならず、10cmくらいの高さで、横に這うように広がっていきます。多湿に弱いので水をやりすぎないことが大切です。

■かかりやすい病気と害虫
 病気は特になし
 アブラムシ
ガーベラ  春と秋に花を咲かせますが、室内の暖かい場所なら冬でも花を楽しめます。花に水がかかると傷んでしまいますので、水やりは地面の近くからそっと与えます。梅雨時期は、雨の当たらない場所に移動させ、真夏以外は充分日光に当てましょう。
■かかりやすい病気と害虫
 ウドンコ病
 オンシツコナジラミ
ブリエッタ  日当たり、水はけ、風通しの良い場所を好みます。横にはうように茎が伸び、4月から10月まで小さめのかわいらしい花をたくさん咲かせます。成長力が旺盛で、自然に枝分かれしていくので、初心者でも簡単に育てられます。

■かかりやすい病気と害虫
 病気は特になし
 アブラムシ
バコパ・スノーフレーク  直径7,8mmの小さな花が、ライムグリーンの葉の上で淡雪を散らしたようにたくさん咲きます。開花期は3〜11月で、どんどん増えるので挿し芽をするといいでしょう。余分な栄養が花茎にいかないように、花が枯れてきたら花茎ごと切り取ります。
■かかりやすい病気と害虫
 モザイク病
 害虫 なし
マリーゴールド  丈夫で育てやすくかわいい花を咲かせます。ただし日当たりが悪いと株が軟弱に育ってしまい、花つきが悪くなります。枯れた花をそのままほおっておくと、腐ったり、タネが結実して株の栄養がとられて弱るのでマメに花がらはとりましょう。
■かかりやすい病気と害虫
 立ち枯れ病  ハダ
ヘクリサム  ややシルバーがかった葉が美しい、寄せ植えに重宝な植物です。花も小さなものが咲きますが、花壇や寄せ植えなどで葉を鑑賞します。丈夫で日当たりを好みますが、暑さには弱いので真夏は半日陰にしましょう。
ミニバラ  ミニバラとは、大きくても5cm程度の花を咲かせ、葉も小さく、一般的なバラに比べ高さも低いバラのことです。日当たりが良く、ある程度の風通しの良い場所で育てます。乾燥しやすいので、水はこまめに与えましょう。
 初めてのガーデニングなら、本を読んだりして自分で調べることも大切ですが、やはり専門知識を持っている人に聞いた方がスムーズに始められます。最近では充実したガーデニングコーナーがあるホームセンターや、専門的なガーデニングショップなどが増えていますので、お店でどんどん聞いてしまいましょう。「第一園芸 ガーデンアイランド玉川店」では、種や球根、花苗、用土などの他、素焼きの鉢からメンテナンスグッズまで、ガーデニング用品全般を豊富に取り揃えています。常駐のグリーンアドバイザーが、様々な相談に対応してくれます。上手にガーデニングショップを利用しましょう。
 今回紹介したコンテナ・ガーデンなら、マンションのベランダでも、小さな庭でも、誰でも気軽にガーデニングが楽しめます。これから家を購入するのなら、ガーデニングを楽しむことも考えてみませんか?
大切なマイホームを、大好きな花に囲まれた素敵な家にしてください。
写真・取材協力/ 第一園芸 ガーデンアイランド玉川店 TEL. 03-5716-8701


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