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ウィンドウトリートメントで建売住宅を自分らしくアレンジ
新築でも中古でも、家を買ったらまず気になるのはインテリア。雑誌やモデルハウスのようなオシャレな家に住みたいと思っても、建売住宅では最初から、壁や床の色、素材などは決まっているし、専門的な知識もないし、予算もそんなにかけられないから、と妥協してしまう人も多いのでは。でも、工夫次第で建売住宅も、自分らしい住まいにアレンジすることは十分可能なのです。そんな方法の一つ、ウインドウトリートメントについて教えてくださったのは、カーテンをはじめあらゆる内装具の提供から、インテリアのアドバイスまでを行っているトータルインテリアメーカーのシンコー株式会社、リフォームのプロとして多くの内装を手掛けている有限会社コスモウェイの方々。こうしたプロの方からアドバイスを受けながら、ウインドウトリートメントを中心とした、インテリアのテクニックや効果について、詳しくご紹介していきます。
ウインドウトリートメントって何?
window treatmentとは窓のしつらえ・装飾のこと。窓を単なる採光や通風の場所としてだけではなく、インテリアの一部と考え、その装飾によってより快適な空間を演出しようという考え方なのだ。確かに窓は、部屋の中でもっとも目に入りやすい場所の一つであり、その窓辺を自分らしくアレンジすれば、当然部屋全体の印象も大きく変わるはず。しかも壁紙や床材を張り替えたりするよりは、カーテンやブラインドをアレンジする方が費用や手間も少なくて済む。普段「とりあえず光が遮れればいいや」と、カーテンのことなんかあまり気にしていなかった人も、手軽で大きな効果が期待できる窓辺から、インテリアコーディネイトに挑戦してみては?

コーディネイトの基本 色の持つイメージと効果を知ろう  色にはそれぞれ性格があり、見る人に与えるイメージや心理的、生理的効果は、想像以上に大きいともいわれている。好きな色でコーディネイトした部屋にいるのに、安らげないと感じるのには、こうした色の効果が関わっている。好きな色と安らげる色が同じとは限らないのだ。カーテンをはじめとしたインテリアにおける色の効果について、コーディネイトを始める前に、しっかり押さえておこう。
RED ORANGE YELLOW
生命力、情熱、元気さをイメージさせる。温かみがあり、心を和ませる色。食欲増進の色としても知られる。
新陳代謝を高める働きを持ち、食欲増進効果もある。生きるエネルギーを与え、人を元気にしてくれる。
希望、探求、解放感などのイメージを持つ色。集中力を高め、勉強や仕事で、能力を発揮させてくれる。
BEIGE GREEN BLUE
素材、感性、安定などをイメージさせる色。どんなインテリアスタイルや家具とも相性がいいのも特徴。
くつろぎ、豊かさ、自然などを連想させる安らぎの色。ストレスや目の疲れなどをやわらげてくれる。
知性、静寂、さわやかさなどをイメージさせる色。高ぶった心を落ち着かせてくれる。空間を広く見せる後退色。
PURPLE PINK
WHITE
脳の興奮を鎮め、精神を安定させてくれる色。病気の回復過程を早める効果がある。
アドレナリンの分泌を助け、心身をリラックスさせてくれる。女性ホルモンを活発にするため、若返りの色とも。
自律神経を活発にする色。インテリアに使用すると清潔感や若々しいイメージを演出できる。
GRAY BLACK BROWN
明るさや鮮やかさによってさまざまに表情を変えるニュートラルカラー。優しく上品な雰囲気を出すのに効果的。
スタイリッシュな反面、重たい印象の色。アクセントカラーには効果的だが、広い面積での使用は避けたい。
大地をイメージさせる色。不安やストレスを和らげてくれるので、リラックスした居場所に使うと効果的。
オーダーメイドのカーテンは本当に高い?

 

蓄光顔料という特殊なインクが一部に使用され、灯を消してから数分間発光する蓄光カーテンは子供部屋に最適
 インテリアの決め手になるカーテンはこだわりどころ。もちろんオーダーメイドは憧れだけど、高価で手が出ないと考えている人も多いのでは?しかし、なかには市販のものとあまり変わらない価格帯のものもあるし、オーダーならではの豊富な商品やサービスは、市販品では得られない満足を実現してくれる。  まずは、生地の種類やスタイルの豊富さ。市販品にもバリエーションが増えて来ているとはいえ、この生地のカーテンをこのスタイルで、といった細かい要望をかなえてくれるのは、やはりオーダーメイドならでは。面倒な採寸をプロがやってくれるところもあり、後でサイズを間違えたといったトラブルも避けられる。

 さらに、機能性に注目した商品のバリエーションが豊富なのもオーダーの特徴。遮光カーテンはもちろん、ウオッシャブルタイプや、いつでも均等できれいなドレープを作り出してくれる形状記憶ウエーブ加工が施されたもの、外から中が見えにくい素材でプライバシーを守ってくれるミラーカーテンなど機能はさまざま。特殊なインクで灯を消してから数分光る蓄光カーテンや普通のカーテンに裏地を取り付けるだけで、簡単に遮光カーテンに早変わり、といったものまである。

 市販品より縫製もしっかりしていて、一度作れば最低10年は使い続けられるというのもオーダーカーテンの魅力。市販品よりはちょっと値のはるオーダーカーテンだけど、デザインや機能性、耐久性の面から見ても十分その価値はありそう。注文住宅は無理でも、オーダーカーテンで、ちょっとリッチな気分を味わってみては?


窓辺を飾るものといえば真っ先に思い浮かぶカーテン以外にも、ブラインドやスクリーンなどいろいろなものがある。そして、それぞれが違った効果や役割を持っているはず。そこで窓辺を装飾するアイテムやスタイルにはどんなものがあるのか、簡単に見てみよう。
カーテン 生地の素材や色、柄はもちろん、ドレープの取り方一つで、さまざまに表情を変えるカーテンは、まさにウインドウトリートメントの代名詞といえる。白いレースのカーテン一枚でも、掛け方にいくつもスタイルがあり、それを変えるだけで、部屋全体の雰囲気がまるで変わってしまうほどなのだ。
〈センタークロス〉 〈セパレート〉 〈スカラップ〉
センタークロス中央から美しく緩やかなアールを描くとてもポピュラーなスタイル。ギャザーやフリルで豪華な雰囲気を演出できる。 セパレート各ピースに一つずつ共布のタッセルがつく、かわいらしさが特徴。フェミニンなインテリアが活きるスタイル。 スカラップ裾にカッティングを施して、ウェーブの美しさを楽しむスタイル。カッティングの仕方でさまざまな表情を見せる。
〈カフェカーテン〉    
カフェカーテン窓全体を覆うのではなく、パイプを渡し一部にカーテンをあしらうスタイル。目隠し的な機能や小窓のアクセントとして最適。    
シェード 近頃ぐっと需要が伸びて来たのが、シェード。カーテンとは違い、たたみ上げたときにすっきりとまとまるのが特徴。シンプルなインテリアにはもちろんピッタリだが、たたみ上げのスタイルを変えるだけで、違った表情を作り出せるのも大きな魅力になっている。
〈プレーンシェード〉 〈ラウンドシェード〉  
プレーンシェード 生地の風合いを活かし、水平にたたみ上げるシンプルなスタイル。ドレープがないので、生地の柄が引き立つという特徴も ラウンドシェード たたみ上げると、下の部分がクジャクの羽のように扇型の弧を描くスタイル。すっきりとした印象にアクセントが加わり、クラシカルな雰囲気を醸し出す  
ブラインド・スクリーン 木製のブラインドはシャープさだけでなく、ぬくもりのある落ち着いた空間演出にも効果的。スクリーンは窓辺だけでなく、室内の間仕切りなどに使っても、インテリアのポイントになる。
〈ウッドブラインド〉 〈和紙のロールスクリーン〉 〈プリーツスクリーン〉
ウッドブラインド天然の木目の豊かでソフトな風合いが、従来のアルミ製のブラインドとは違い、カーテンとの併用など、さまざまにバリエーションを広げてくれる。 和紙のロールスクリーンすだれを思わせるスタイルと、和紙のソフトな質感と色が、アジアンテイストのインテリアや和室をモダンに演出するのにピッタリ。 ブリーツスクリーンすっきりとした印象と、ブラインドにはないソフトな素材感が特徴。
お揃いテクニックでワンランク上のコーディネイト

 
 お気に入りの家具やファブリックを集めたものの、何となく部屋が雑然と見えるといったときには、クッションやベッドカバーなどを、カーテン生地の色や素材に合わせるのが、手っ取り早く統一感のある空間を作るためのテクニック。しかし、市販のカーテンと同じ生地でクッションやベッドカバー、小物などを作るとなると、なかなか難しいもの。そんなときは、素材や色の雰囲気を合わせるだけでも効果的だが、オーダーもお勧め。カーテン生地を選んだら、お揃いや同柄の色違いなどの生地を使って、さまざまなデザインのクッションやベッドカバーなどを作ってくれるサービスを行っているところもあるのだ。ワンランク上のコーディネイトを目ざして、利用してみては?
 
インテリアスタイル別、ウインドウトリートメント
インテリアは国や文化、地域性などによって大きく異なり、それぞれが独特の表情を持っている。どんなインテリアを好むかは人それぞれだが、スタイルにそって色使いや家具のタイプなどに統一感を持たせながら、自分らしいスタイルを作り上げて行きたいもの。そこで、ここでは代表的なインテリアスタイルを6つに分けて、ウインドウトリートメントを中心に紹介。自分の好みや流行と照らし合わせながら、イメージを膨らませる参考にしてください。
country style
自然素材の風合いが活きている、懐かしさを感じさせるスタイル。家具には木の質感をそのまま活かしたムク材を多く使用し、カーテンやファブリックにも、コットンや麻といった素朴な風合いの素材が使われるのが特徴。このスタイルを目ざすなら、田舎の素朴さと手作り感を大切にした空間造りを心掛けたい。
淡い花柄のカーテンが室内を優しい雰囲気に
淡い花柄のカーテンが
室内を優しい雰囲気に
たっぷりのドレープで豪華さと個性をプラス
たっぷりのドレープで
豪華さと個性をプラス
柄がはっきりと見えるシェードの効果で、かわいらしさがアップ
柄がはっきりと見えるシェードの
効果で、かわいらしさがアップ
pop style
ビビッドなポイントカラーをちりばめ、見ているだけて楽しくなるような、元気な印象に仕上げたインテリア。カラフルな中にも、すっきりと洗練されたセンスが光り、家具の形や素材感などにも遊び心が感じられる。
カーテンのブルーで涼しげな印象に
カーテンのブルーで
涼しげな印象に
ポイントカラーのチェアーとカーテンの色を合わせると上級テクニック
ポイントカラーのチェアーとカーテン
の色を合わせると上級テクニック
 
classic style
クラシックスタイルは、優雅さと品格を兼ね備えたインテリア。伝統的なスタイルの家具や、重厚感のあるカーテンなどに代表される豪華さとフォーマルな雰囲気が特徴となっている。ゆとりや豊かさを連想させるインテリアでもある。最近では伝統的な高級感と落ち着いた雰囲気を守りつつ現代風にアレンジさたスタイルも増えてきている。
深みのある色合いと、立体的な柄のカーテンがクラシカルな雰囲気を醸し出している
深みのある色合いと、立体的な
柄のカーテンがクラシカルな
雰囲気を醸し出している
ドレープの美しいカーテンがマホガニーブラウンを引き立てている
ドレープの美しいカーテンが
マホガニーブラウンを引き立てている
 
nature style
天然素材の質感を活かした素朴さと、飾り気のないプレーンな印象が魅力のインテリア。手作り感のあるカントリースタイルよりも洗練された、シンプルスタイルよりも自然のぬくもりが感じられるスタイルといえる。木の質感が残る家具を多く用い、カラーコディネイトもアースカラーを基調とするため、シンプルで飽きのこない、しかも暖かみのあるインテリアとして人気が高い。
自然の色でまとめられた落ち着きのあるリビング
自然の色でまとめられた
落ち着きのあるリビング
ナチュラルな印象と素材感が優しい印象のシェード
ナチュラルな色と素材感が
優しい印象のシェード
暖色のカーテンの効果で温かみのある部屋に
暖色のカーテンの効果で
温かみのある部屋に
japanese style
伝統的な和の暮らしの中にある自然の色合いや手触りといったものを活かしながら、新しい暮らし方を取り入れた、モダンな和風スタイル。畳や木といった伝統の素材とイスやベッドの生活を心地よく調和させたような、スタイリッシュでありながら、本当にくつろげる空間が魅力になっている。
薄いグリーンのシェードが和の空間をスタイリッシュに演出
薄いグリーンのシェードが
和の空間をスタイリッシュに演出
カーテンが板の間と畳に自然に調和した、和洋折衷の空間
カーテンが板の間と畳に自然に
調和した、和洋折衷の空間
すだれにも似たスタイルと、柔らかな素材感が和室にベストマッチ
すだれにも似たスタイルと、柔らかな
素材感が和室にベストマッチ
simple style
洗練された遊びを感じさせる、人気のインテリアスタイル。実用的で飽きのこないコーディネイトという点では、ナチュラルスタイルに通じるが、木の素朴な風合いをベースにするナチュラルスタイルとは違い、スチール、ガラス、プラスティックといった現代的で無機質な素材の組み合わせが、シャープな印象を作り出している。ビビッドな色使いは避け、柔らかいツートーンでまとめられるのも特徴。
すっきりとしたストライプのシェードが都会的な空間を演出
すっきりとしたストライプのシェードが
都会的な空間を演出
シンプルスタイルには、部屋をすっきり見せる効果のあるプレーンシェードがオススメ
シンプルスタイルには、
部屋をすっきり見せる効果のある
プレーンシェードがお勧め
ソファやクッションと同系色のカーテンで落ち着いた雰囲気に
ソファやクッションと同系色のカーテンで
落ち着いた雰囲気に
 
大切なのは自分らしく暮らすこと

 
 家を自分らしくアレンジするインテリアコーディネイトなんて、素人ではなかなかうまくいかないと思っていた人も多いはず。でも、例えばウインドウトリートメントに注目してカーテンを付け替えてみるだけでも、家を自分らしく快適な空間に替えて行くことはできるのだ。自分でいろいろ考えるのも楽しいし、インテリアのプロに相談すれば、さらにクオリティの高いアイテムやセンスに出会えるだろう。大切なのは、いかに自分らしく快適に暮らせるかということ。  
  楽しみながら世界に一つしかないマイホームを造ろう。
 
【 今回の取材にご協力いただきました 】
トータルインテリアメーカー
■シンコー株式会社

世田谷区奥沢5-23-21
03-3717-3240
http://www.m-sinco.co.jp
住宅リフォームを数多く手がけている
■有限会社コスモウェイ

藤沢市辻堂元町5-5-10
0466-31-3986


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